240606
【2024年6月6日】
「痛っ!」
何も無い平坦な道でつまづいてしまった俺の姿を隣で見ていた千花は鼻で笑ってきた。
「老いたわね」
「つまづいただけだろうが」
「……今日だけで何度目よ」
言われてみると、確かに今日は朝から至る所でつまづいて転びそうになっていた気がした。
「たまたまだろ。誰にだってそういう日くらい……」
俺は再びつまづいて、冷ややかな視線でこちらを見ていた千花が心配そうに駆け寄ってくるくらいに壮大な転げ方をした。
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