240525
【2024年5月25日】
「ただいま」
「お帰り〜 楽しかった?」
「言わなくてもわかっているでしょう?」
時間を合わせて従業員用休憩室で待ち合わせた私は美帆にお土産を手渡しつつそう返した。
「あれだけ写真送られてきたら嫌でもわかるけど、お土産話くらい直接聞きたいじゃない」
「わざわざ話すような事は無いわ。強いて話すとすれば、楯が営業で声をかけて来たお兄さんと何故だか意気投合してしまって30分程度話し込んでいた話くらいね」
「営業って何? 大人のお店的なやつ?」
「投資の話だったと思うけれど、私たちが知らない間に捕まって気がついた時にはお互いの地元自慢で盛り上がっていたのよ」
「面白そうで良いな」
今更どうにもならない事はわかっているはずなのに、美帆は羨ましそうにそう告げていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます