240420

【2024年4月20日】



「あれ? なっちゃん?」


 今日はジュンジュンもちーちゃんもバイトの日なので、1人でふらふらとウィンドウショッピングをしていたうちは本屋さんにいるなっちゃんを見つけました。


「藍ちゃんだ、おはよう」


「おっは〜 今日は1人でお買い物?」


 いつもだったら三景くんと一緒にいることが多いなっちゃんですが、今日は三景くんの姿が見当たらないのでうちはそう聞いてみました。


「今日は1人だよ。三景だったら今日は確か、楯くんが働いているお店のお手伝いに行くって言っていたかな」


「あぁ、そう言えばジュンジュンそんなような事を言っていたかも……」


「藍ちゃんも今日は1人の日?」


「ちーちゃんもバイトだから。この近くのお店だけど顔出してみる?」


「どうしようかな。千花ちゃん確か、新しく入った子の教育係になって大変だって言っていたから迷惑になっちゃわないかな?」


「なっちゃんには怒らないと思うよ」


 その代わり、うちが怒られてしまうような気はしました。


「せっかくだから、1人同士一緒に見て回らない?」


「えぇ!? それ、うちも今言おうと思ってた」


「じゃあ、決まりだ!」


 手に取って読んでいた愛知方面の旅行雑誌を元の場所に戻したなっちゃんはうちに手を伸ばしてきました。


 うちはその手を取ってなっちゃんと一緒にウィンドウショッピングを楽しみました。

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