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  • 第7話:真のヒロインへの応援コメント

    初めまして。
    この度は『自作品への意見や提案がほしい方へ』企画にご参加いただき、ありがとうございました。主催者の島流しにされた男爵イモです。

    作品の方は二万字ほど拝読致しました。
    ここまで読んだ限り、物語の導入は非常に丁寧だった印象です。設定の説明に始まり、学園の個性豊かな人物たちや、これから始まるであろう物語の「起」の匂わせなど。総じて読者への配慮を感じ取ることができました。特にエルスターの人物像や描写は面白く、憎めないキャラに仕上がっていたのは良かったと思います。文章力も高く、安心して読み進めることができました。個人的には、かなり過小評価されている作品のように感じます。

    気になった点は二つほどです。
    一つは物語の進行具合について。個人的には許容範囲ですが、文字数に対して物語や場面があまり進んでいないように見受けられます。その要因は、脇役や小話を盛り込み過ぎていることにあるかと。一長一短ではあるのですが、読者目線で考えるのならば、早い段階で物語の取っ掛かりを明示してほしいところです。とりわけ長編小説は冒頭一~二万字で、作品の魅力や本筋を明かす必要があります。そういった意味では、本作は良くも悪くも堅実な造りといえるでしょう。もう少し早く、物語を進めても良いかと思いました。

    二つ目は、小説を書くうえでの基本ルールについて。
    プロやそれを目指すわけではない限り、順守する必要はありませんが、作品に取り入れても損はしないものです。下に簡単にまとめておきます。
    ・改行後の段落はじめは一字空ける。→カクヨムならツールの「一括字下げ」で対応可能。
    ・「」内の末尾に句点(。)は原則不要。
    ・三点リーダー(…)は偶数個で使用する。
    ・感嘆符(!)や疑問符(?)のあとは全角で一字空ける。
    などがあります。本作はすでにかなりの文字数があるので、修正するのは骨が折れるかと思います。負担が大きければ、知識として頭の片隅でも置いておいていただければ幸いです。

    最後に気づいた範囲で誤字脱字報告などを。
    第6話より:「私のパートナーとしての動いていたのですか。」→パートナーとして「の」は不要。
    第7話より:「私にはあなたの秘密は知らないわ」→私「は」あなたの秘密「を」知らないわ
         :「あなたの人と様は理解しているつもりよ。」→「人となり」の入力ミス?

    以上になります。
    創作活動の気づきにつながったのなら、なによりです。