第20話:ワクワク感がすべて
まず、キャッチコピーが重要なことは書いたでしょうか?
ここで90%以上は決まってしまいます。
内容以前の問題ですよね。あなたの作品をタップされなければお話になりませんから。
この35文字でワクワク感を出せないと読みに来てくれません。
そして作品名と紹介文。
1行目。
ここまでが整然並んで、筋が通ってないと読者様は違和感を憶えて去っていきます。
そして1話目を読み終えれば、2話目を読んでもらえる公算が出てきます。
この引きというか、「次話を読んでみたい」と思わせるための方策に頭を悩ませるのです。
そして3話までにMAXな面白さがないと読み進めてもらえない。
【ユーザー読者は気まぐれ】
【時間がない】
【楽したい】
のです。
Web読者は普通の書籍を読んでいるのではないのです。
「暇な時間に」
「気軽に」
「無料で」
読んでいるのです。
するとどんな心境になるか?
「面白い作品でないとすぐ読むのをやめる」
「時間の無駄」
「もっと別の作品があるだろう」
こんな気持ちになります。
Web読者は
【読むのをやめる理由を見つけながら読んでいる】
のです!
それに対して書籍を有料で買って読んでいる人は
【読み進める理由を探して読んでいる】
のです!
(これをコンコルド効果といいます。「せっかく買ったんだから最後まで」という気持ち)
ですから読むのをやめさせないために、毎話頑張らないといけないのですが、第1話で読まない理由を見つけられてしまうと、そこでおしまい。
なのでさっき書いた様に、キャッチコピー通りの1話目を書かないといけない。全部ワクワクさせる。
で、最後の数行で
【主人公の生きる目的】
を、端的に表す必要があります。
これを意識して書いたのが
『ヲタク光秀』と『銀髪幼女』です。
後者はテーマ性と、その表現手法、その他が全く的外れだったので、まにまにとしては残念結果となりました。
でも例として載せておきます。
『ヲタク光秀』
<ここから>
お前の頼み、『日本の伝統的文化を守れ』なんかくそくらえ!
この時代を限りなく俺の住み慣れたオタク文化満載な世にするんだ。
大きな城建てて、その片隅に小さな6畳間作って、以前のサブカル空間を再現して至福の時間を取り戻してやるのだぁ~!
<ここまで>
『銀髪幼女』
<ここから>
地球にいる大変な目に合った教え子のみんな。
先生頑張るよ。
君たちのような苦しみを味わう人を、この異世界の未来で出さないために。
これから私ユーリアは、この異世界を全力で走っていこう!
<ここまで>
決意表明でしょうか。
行動原理でもいいです。
どんなことがこれから始まるかを見せて、ワクワクさせる事。
これが最初のディスプレイと合致した際に、『読まない選択』をさせないで『読み進める』ことを選択させる。
だから1話目の最後に『フォローお願いします』となるわけです。
【ワクワク感をずっと維持させること】
今日はこれを書きました。
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