幼馴染がかわいい!! If story

あすペン

エイプリルフール幼馴染ちゃん

グロ表現、残酷描写、ホラー要素があります

苦手な方は閲覧をやめてください 

また、本編とはキャラ性格が異なります

ご了承ください




手首と足首に冷たい感覚を、覚え目が覚めた。

 身体を持ち上げると、ジャランと大きな音がなった。

 俺の手首と足首に、ピンクの枷と、壁とそれを繋ぐ鎖がついていた。

 枷には猫の肉球のマークがしてある。

 枷には鍵がかかっていて取ることができない。

 ここは、俺の部屋?

 部屋は電気がついておらず、おまけにカーテンもしまっていて。隙間から入ってくる少量の光だけが唯一の光だ。

 それでも自分の部屋だということは、すぐにわかった。

 ベットの感じや、身体を起こして右側にカーテンがあったりと、自分の部屋の酷似していた。

 おーい。誰かいないか?

 次に大きな声を出してみた。

 もしここが、自分の部屋なら幼馴染ちゃんがいるはずだ。

 カーテンからの光的に、もう朝だろう。

 すると、ガチャガチャと扉の方から音がした。

 そして、ゆっくりと扉が開いた。

 「やっと、起きたんだね。もう、お昼だよ」

 幼馴染ちゃんだった。

 これ、取ってくれ。なんか、ついてたんだよ。

 枷を見せながら言うと。幼馴染ちゃんは電気をつけた。

 「それはだめだよ。だって君が悪いんだよ」

 俺はいきなりついた電気に目を細めて。

 俺が、悪いって何?

 目が慣れてきて、しっかりと幼馴染ちゃんの姿を捉えたとき、一気に血の気が引いた。

 「だって、私言ったよね?他の女の子と話さないで、て。なのにさ」

 幼馴染ちゃんの顔の周りには、真っ赤な血がついていて。その手には血の付いた包丁を持っていた。

 額に汗をかく。

 そ、それ。

 「ああ、これ。幼馴染君に変な虫がついてたから」

 幼馴染ちゃんは、ニコッと笑い。

 「駆除しといたから」

 憎悪が全身を支配した。

 気持ち悪くなり、思わず嘔吐してしまう。

 「だ、大丈夫?大変」

 幼馴染ちゃんが近づこうとしたが、俺はそれを拒む。

 すると、幼馴染ちゃんは包丁を床に落とした。

 「え?え?なんで、なんで、わかんないわかんないわかない。私のこと好きなんでしょ?なのに、近づくなって。なんでなんでなんでなんでなんで」

 幼馴染ちゃんはヒステリーを起こした。

 自分の髪をぐちゃぐちゃに、掻きむしり。ドンドンと床を足で叩く。

 ずっと、なんで。と、呟き続ける。

 俺は、この枷も幼馴染ちゃんが着けたのだと察した。

 どうして、こんなことするだよ?

 「どうしてって?君が悪いんだよ。私、言ったよね?浮気しちゃ嫌だよって。なのに、女の子と話してさ。浮気だよそんなの」

 ただの、必要なことを共有してただけだ。

 ほんとに、それだけ。

 それ以上も以下もない。

 「それ君じゃなくてよかったよね?」

 幼馴染ちゃんは、包丁を拾い上げ近づいてくる。

 フラフラとした足取りで。

 「なのに幼馴染君は、私の約束を破って」

 ちょっと待って。

 ヤバい、完全に目が殺しに来ていた。

 逃げ出したいが、手足は鎖で繋がれていて。逃げ出すことはできない。

 「ふふふっ。そっか、君は悪くないよ」

 そ、そうだよ。仕方なかったんだ。約束を破るつもりはなかった。

 幼馴染ちゃんは、俺にまたがって。

 「うん。わかってる」

 幼馴染ちゃんは、ベットに乗って俺の吐しゃ物を舐め始める。

 「はぁ~~。君の味がする」

 顔を紅く染め、うっとりした顔で舐め続ける。

 それを見て、鳥肌が立ち。さらに、吐き気を催した。

 「そうだ!!いいこと思いついた」

 幼馴染ちゃんは、ぱあっと顔を明るくすると、持っていた包丁を振り上げ俺の太ももに突き刺した。

 一瞬頭が真っ白になる。刺された部分は冷たくなるが、すぐに熱くなりしだいに強烈な痛みが全身を駆け巡る。

 ぎゃぁぁぁ。ああああ、痛い痛い痛い。

 俺は全身の感覚が敏感になった。涙と同時に鼻水や唾液も出る。

 俺は、包丁を握り抜こうとするが、幼馴染ちゃんが力を加えていて抜くことができない。

 「ごめんね。痛いよね。ごめんね」

 幼馴染ちゃんは、俺の涙を舌で舐め取る。

 「でもね。君のためなの。こうすれば、学校に行かなくていいの。それに、母さんに言えばしばらくずっと一緒だよ」

 俺は幼馴染ちゃんの言葉は、俺の頭には入ってこない。

 「大丈夫。お世話は私がするから。ご飯はいつも通り私がするし。あ!でも、鎖は取らないよこれは罰だから。大丈夫、トイレはペットボトルがあればいいよね。嫌ならオムツ買うね。ほら、何も心配ないでしょ。もちろん、男の子だもんね、色々たまるよね?大丈夫ぜーーんぶ私がするから」

 幼馴染ちゃん、笑い。

 「幸せだよね」

 幼馴染ちゃんは、俺を抱きしめる。

 「だから、我慢して。でも、・・・」

 幼馴染ちゃんは、頭を撫でる。

 「泣いてる君。すごく、かわいい」

 その瞬間、俺は意識を失った。



 「おーきーてーーー」

 体を揺らされ、俺は目を覚まし。

 わぁぁぁぁー。

 俺は勢いよく、体を起こした。

 すると、前屈みだった幼馴染ちゃんとぶつかった。

 「痛ったーー。急に起きないで」

 幼馴染ちゃんは頭を押さえながら、頬を膨らませる。

 ああ、ごめん。

 「すごい、汗。大丈夫?熱?」

 え?

 確かに、背中はグチョグチョで。ベットも寝ていたとこが、わかるぐらい濡れていた。

 「熱は・・・・・なさそうだね」

 幼馴染ちゃんは、手を俺の額に当て確かめる。

 ああ、なんかすごい夢見た。

 ふと、そんなことを言っていた。

 「へぇ~。どんな?」

 幼馴染ちゃんが聞く。

 何だっけ?忘れた。

 「そっか、残念。じゃあ思い出したら、言って。私、リビングで待ってるからシャワー浴びてきな。美味しい、お肉の仕込みが終わったんだ」

 幼馴染ちゃんは、部屋を出ていった。

 俺は謎の疲労感があったが、体にムチをうち起こす。

 スマホを取ろうと、ベットのそばに置いてあるサイドテーブルを見て、スマホを取ろうとしたら、スマホは滑ったように手から落ちていった。

 はぁ。

 と、ため息をつき、布団をどかし起き上がろうとした時。

 俺は叫んでいた。

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