小説家志望、社会福祉士を目指す
赤部航大
はじめに 2023/03/30
印税生活を夢見ているくせに、碌に書きもせず他のことばかりやっていたら、小説が書けなくなりました。
初めての方ははじめまして、以前交流があった方はお久しぶりです。
ここで簡単に自己紹介させて貰いますね。
現在勤務している会社で介護職デビューを果たし、そのままあっという間に七年が経過した二十代男性。
ちょっと怖い話(かも?)としては、これだけの年数働いていても、自分より年下の職員を見たことがないことです。
持っている資格としては、入社三年目の時に取得した介護福祉士のみとなります。(厳密には介護職員初任者研修とかも持っていますが割愛)
趣味は読書やゲームが主で、アニメ・映画・ドライブが少々ってところです。小説は書けなくなった私ですが読むことは毎日欠かしておりません。今年に入ってから東野圭吾氏の「加賀シリーズ」を順番に読んでおり、今は第九作目に当たる「麒麟の翼」を読んでいます。今のところ一番面白かったのは「赤い指」ですね。
小説以外で最近読んだ本だと「本当の自由を手に入れる お金の大学」になります。
察しの良い方には察せられる本の名前を出したので、このエッセイを書き始めるに至った経緯をお話しましょう。
通信制福祉系大学に通って社会福祉士を取る。というのは介護職を始めて二年目ぐらいから頭にあった、現実的なキャリアプランでした。親に相談したら学費を出して貰えることになり、願書を取り寄せ、さああとは志望理由書を書いて提出するだけ、でした。
「本学で何を学びたいですか?」
「本学で学んだことをどう活かしていきたいですか?」
あ、無理、やめよ。
設問を前にした当時の心境を一言で表すとこうでしょう。志望理由なんて言ってしまえば「今の職場、そして『現場で働く介護職員』という状況から抜け出したい」の一言に尽きるのだから、そんな御大層なことを訊かれても困る。そんな心境でした。
とりあえず建前を適当に書こう。そう思って具体的に書こうにも、何もピンと来なかったのです。ピンと来ない→手間がかかる→面倒臭い。そうなると思考はどんどん加速していきます。
面倒に思うってことは、やっぱり福祉業は俺が本当にやりたいことじゃない。やりたくないことのために、親にお金を出して貰って、勉強を頑張らないといけないのか?
いや~それは違うっしょ。
でもどうする? 他業種に転職? 求人を見てみたけど、営業も販売も工場も土方もできる気がしない。事務も資格がないから採用されないだろう。簿記の勉強もやってみたけど、三日坊主でやめちゃったし。
もうこの時点で大学へ行く選択肢は消え去っていました。大学へ行かずして現状を変えるにはどうすべきかを、非建設的に考えていました。
そんな中いったい何で知ったのか、とあるアメリカンドリームがあることを知ったのです。
はい、もうお分かりですね。そう、Web小説の書籍化です。
・学生時代、国語は得意な方だった
・文章を書くのも嫌いじゃない
・よく色々と、特に厨二臭いことを妄想する
・「なろう小説」ってまとめ記事から察するにぶっちゃけ俺でも書けそう
我ながら見事な勘違い一直線四拍子。裏には絶え間ない研鑽あってこそだというのに、その裏にまで想像力を働かせられなかったのです。いや、都合よく目を背けていたと言うべきでしょうか。好きなことなら苦に思わずできるよね、みたいな。
ともかく当時の私はこれである種の結論が出せました。
仕事を続けながら、小説を書こう。今は小説家になるための繋ぎさ。
結果はまあ、御覧の通りといいますか。短編小説をいくつか書いて終わり。執筆のことは頭の片隅にはあって、フィルムアート社がカクヨムで公式連載しているのをたまに読んだり、気紛れで公募ガイドを買って読んだり、持っている小説指南本を思い出したかのように読んだりはしましたが、所詮それぐらいしかやりませんでした。
実を言うとこのくだり、数年前にも繰り返しました。介護福祉士を取って一年か二年後ぐらいでしょうか。ありがたいことに親から「キャリアアップを目指すなら応援する」と言って貰い、また願書を取り寄せて、そして志望理由書で全く同じ設問を見て……似たような理由でやめました。
違う点があるとするなら、書籍化の夢は捨てきれていないが本気にもしていないこと。そして現状のままでいいかなって一種の諦観がありました。ゲームして遊んでいたいというのもありましたね。
さて、ここで急に話題を変えます。
このエッセイには文字数のノルマを課してまして、それが二千~三千文字でして、その二千文字に到達しそうなんです。
そして書いている現在の日時は3月29日午後11時30分。
本当は29日の分として投稿したかったんです。
要するに何が言いたいのかと言われれば、この続きは次回にさせて下さいってことです。
明日、と言わないところが自分への信頼感のなさが窺えますね。
余計なお世話でしょうが、皆さんは言いたいことを簡潔に、かつ期限内にまとめられる大人になってね!
それでは、また。
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