5/14【感想】機動戦士Gundam GQuuuuuuX(1)
ジークアクス!
全12話の第6話まで放送され、ちょうど折り返し地点ということで、ここまでの感想をまとめておきたいと思います。
基本的には、Twitterで呟いたことのまとめです。そこに、ちょこちょこ手を加えたり加筆したりしております。
なお、劇場版の感想はこちら!
https://kakuyomu.jp/works/16817330655068808563/episodes/16818093092352064060
第1話~第3話の感想はおおむね劇場版の時と同様ですので、そちらもあわせてご覧いただけますと幸いです。
■第1話 赤いガンダム
劇場で見たことの再確認ではあるけど、やっぱめちゃくちゃいいな!! これだよ! 俺が見たかったものは!!!!
そして、エンディングアニメが死ぬほどよかった。
あの生活感!!! 全く飽きさせない躍動感!!! マチュとニャアンがあんな感じで仲良くしてるとこ本編でも見たいな!!
「義を知る女、マチュ」というのが第1話で見事に描かれていて、そこが本当にすごく好きだ。そうだよ!! ヒーローは、こうでなくっちゃいけねえ!!!
マチュのこと、みんな「狂犬」とか言うけど、違うって! ああいうのを「義」というんだよ!
虐げられ殺される町の人々。悲しみと諦観に心引き裂かれているニャアン、それを目の当たりにして「今が『やる』べき時! だから『やる』!」と走り出す。それが義。義を見て為す、それが勇!
■第2話 白いガンダム
うーん……やっぱり一年戦争パートつまらない……劇場版より短くまとめてたのがありがたくはあった。
とにかく一年戦争パート、セリフがダサくて、演出のキレも悪く、全体にげっそりする感じで、好きじゃない。第1話はあんなに面白かったのに……
なんかセリフが「【軍を離れた】ガルマの御守でもさせたいのか?」「このソドン【と改名された強襲揚陸艦】とガンダムを」とか、いちいち全部説明臭くていやだ。
【】内の部分が嫌い。アニメじゃないんだから、こんな喋り方をしたくないでしょ!!! って思う。
あと、OPテーマの歌は、なんかもう一つだな……アニメはすごくよかったけれど。特にみんなが左へ走ってるシーンが良かった。ジークアクスだけ歩くテンポが遅いのが、なんか妙に心地よくて癖になる。すごく気持ちいい映像!
もう一つ思い出したけど、OPアニメでZのときのOP再現あったやん? マークIIがミサイルを盾受けして爆炎の中から「ニュッ……」て出てくる超かっこいいシーンの。
ああいうのもホントに嫌いだな、と思った。原典を強烈に意識した映像の作り。原典のオタクにキャアキャア黄色い声を上げさせるためだけの選択。大っ嫌いだ。
なにか理由があってやってるなら最終的には好きになれるかもしれんけど……
ちまたではMSデザインが1stとぜんぜん違うことについて嫌がる声があがっているようだけれど、俺はそこは全然気にならない。
普通にストーリーが続いてる途中でいきなりすべてのロボット設定が別物に差し替えられた「ファイブスター物語」という超弩級のメチャクチャを体験した俺は、もう完全に免疫ができていたのだった。
とにかくジークアクスは主人公が最高なんだ。あらゆる壁をぶち抜いて閉塞的状況を動かしていくマチュがいるから、ジークアクスはあんなにも輝く。
早くマチュの躍動するさまが見たい。
■第3話 クランバトルのマチュ
あんまり新しく言うべきことがない。劇場版のときと感想は基本的に同じ!
次回予告、「撃墜数100機超」……? まさかのテネス・A・ユング登場!!??
テネス・A・ユングって、映像化されたことあるんだっけ……?
■第4話 魔女の戦争
テネスじゃなかった。
さて今回、初代ガンダムで一番好きなキャラ(モスク・ハン)が登場した。
……しかし、あのおじさんの面白さは、あの局面での打ち解けた不謹慎ジョークあればこそだしなあ。「あの」アムロと「あの」戦争の中で生死をジョークにして笑い合うのがいいんであって……
正直、ジークアクスでの使い方は、あまり面白みが無かった。
第4話、バトルでの戦術云々が説明的すぎるのは嫌いだ。もっと説明はぶいて分かりにくくしてくれたほうが楽しいのに。
マチュとニャアンが普通に仲良くなっていっているのは、すごく嬉しい。もう距離感ふつうに友達じゃん。だからこそ嫌だよね、奢られるのは。わかるよニャアン。がんばって!
それにしても、なんかマチュが心配だ……
「普通じゃないことに憧れる」……そういう凡庸なものの考え方で生き死にの世界に首突っ込むと、死ぬぞ、本当に。
生き死にの世界は普通とか普通じゃないとか本当にどうでもよくて、「もう死んだ」と「まだ死んでない」この2つの分類しかないんだから……
道を踏み外すなよ……目の前で殺し合いをやってる、そんな連中に憧れてちゃいけないんだよ……それは、不義の泥沼に腰まで浸かって二度と抜け出せなくなろうとする道なんだよ……
実際、目の前で一人、不義に囚われた末に命を落としてるやんか……
シイコさんのやったことは不義なのか? 不義です。戦場での生き死にを恨みつらみの対象とするのは人の情だけど、それは私利私欲の感情に過ぎないから。
義を捨て利に生きるものは英雄にはなれない……ガンダムの中では、ずっと「義、義」とうるさく言うくせに終始私利私欲の執着で動いてたガトーとか。
そういえば、「恋人を亡くした女性がゲルググを駆って戦う。しかも異様に強い」ってのは、マサイのゲルググを思い出すなあ……あの話もめっちゃ好きだった。なんでゲルググでガンダムチームと渡り合えてんだよ!!
とにかく俺としては、最初にあれほど鮮烈に義の精神を体現してみせたマチュが、こうも情けない私利私欲の沼に転げ落ちているのが気に入らない。なんか物語の都合で人形のように操作され、マチュの本来的な魅力が抑え込まれているように感じる。
うだうだしてんじゃねえよ、マチュ! 脚本家なんかブッ飛ばせ! 監督もだ! お前には、世界の創り手さえ蹴り飛ばして物語の大空へ躍り出る元気と熱量があるだろう!
■第5話 ニャアンはキラキラを知らない
あああああ! ダメだニャアン、そっちへ行っちゃいけない! その道は間違いだ! それは世界が応えたんじゃない、ただ世界が見えてないだけだ! 全然自由じゃない!! 囚われてるんだよ、泥沼に!! ダメだよ……何もかも失うぞ、このままじゃ……
なんかすげえ嫌な予感がしてきた……
この感覚、かつて鉄血の時にも感じたんだ。第4話くらいで、「ダメだこいつら! 踏みとどまれ! このままじゃ全員死ぬぞ!」ってすごく心配になって、結局、あいつら全員死んでしまった。この道は……ダメな道なんだよ……
心配だ……前回のマチュといい今回のニャアンといい、本当に心配だ……俺にはあの子たちが無残な破滅と残酷な死を迎えるイメージしか見えない……もうそんなの見たくないよ俺は……
なんかもうほんと心配で見ていられなくなってきた……
正直言うと、第4話と第5話はあんまり面白くない……俺はマチュとニャアンが破滅の断崖にノーブレーキで突っ込んでいくところなんか見たくないよ……なんかもうすごいストレス……
正直言うと俺はシュウジのことがあんまり好きじゃなくて。というよりまだ海の物とも山の物とも分からん、という感じ。
だからシュウジに会いに行くときだけ明らかに乙女の声色を使い分けてるマチュとか、「マチュ! お母さん、あんな男は認めませんよ!」という気持ちで見てしまう。
そういう保護者的目線でつい見てしまう、この危なっかしさこそマチュやニャアンだし、今のところ作品テーマにも見える。
けれどこうも露骨に破滅に向かう道が丁寧に舗装されていれば、そこを無邪気に爆走する若人たちに「待てよ、ちょっと待て!」と言いたくなるのが本当にただの老害か?
目に見えた破滅から子供たちを守りたいと思うこの気持ちが、子供にとっては「自由じゃない」というなら、そうでもあるが、でもだって実際危ないじゃん!!! 自由にさせてらんないよ!! 見ちゃいられないんだよ正直!!
だからアニメとして、見ててつらい。今、そういう気持ち……
目を覚ませ!! 人殺しの上手さを競い合うことの何が自由か!!!!!
力で相手をねじ伏せて「自由だ」というなら、もうすぐその次にはもっと強い誰かにねじ伏せられる「不自由」が約束されてるってことだ。力比べの世界に囚われたら、あとは順当にエスカレートして破滅するしかないんだよ……
それを分かってくれ、マチュ、ニャアン……
エグザべオリベくんのことは好きだよ。いい奴だねえ、彼は……まだ青いなあ、と感じるけど、経験を積んで一皮むければ『できる男』になるよ、きっと。
エグザべくん頑張って〜!
(ニャアンが「シュウちゃん」って呼ぶの、いきいなりすぎない? という意見に対して)
「シュウちゃん」呼びの件は、あのいきなりさでいいと思う。
あれは観客にも「シュウちゃん?」って首を傾げさせるフックだし、なにより、マチュの「知らないところで、いつのまにか」人間関係が発展してないとラストの衝撃に繋がらない。マチュには制御できない外界だから。
つまり「友達といえど、心の動きや事情すべてを把握はできないし、掌握はもっとできないでしょ」。それを「自分一人が特別」と思い込んでたのがマチュの若さと未熟さ。でも世の中ってそうじゃないよね、と突きつけられて、さあどうするマチュ? という問いかけなんだから。
前から何となく思ってたんだけど、この世界、たぶん50年前倒しで宇宙戦国時代が来るよなあ……
勝ったはずのジオンは疲弊・弱体化がすさまじいようだし、正史世界の連邦ほど他サイドに影響を及ぼせてない。他サイド住民の反発もむしろ正史の連邦より強そうに見える。
正史世界だと連邦がそれなりの力を保ってたから、連邦の中での主導権争いか、連邦と結んで影響力を得るか、さもなくば地下に潜って突発的なテロに及ぶか、だった。
でもこの世界だと、「ジオンvs乱立するコロニー国家vs日和見の連邦」という混沌の戦国時代になりそうな……
■第6話 キシリア暗殺計画
よーし! よしよしよし! ちゃんとニャアンと話ができたね、偉いぞマチュ!!
そうだよ。このままじゃシュウジが窮地に陥る、この時に私情を捨てて義のために動ける君だからこそ主人公だ!! 4、5話とつまんなかったが、6話でぐっと面白くなってきた!!
第6話、とにかくマチュとニャアンの心情の描写が丁寧で、とてもよかった! 俺はこういうのが見たかったんだよ!!
ニャアンがラーメン奢ってもらってるシーンとか、ニャアンの部屋の生活感もいい! マチュ母とのすれ違いも青春の味!! いいね!!
ニャアンの部屋の本棚に赤本あったのも良かったな。大学行きたいんだね、ニャアン……がんばれ!! 俺は応援するぞ!
だが惜しむらくは……赤本のフォントが古い!
赤本は今年版からフォントが変わってダサくなったんだ。調査漏れか、あえての選択かは分からんけど。
ほんでやねえ……連邦の「毒ガスを撒くような連中」の時点で「あっ……」ってなって。
毎度おなじみ丸ゴーグルクソ野郎の登場で「ああ……」となって。
ゲーツ・キャパあああ!? お前この世界線でも変な女の子に振り回されるのか……がんばって生き延びろよ……って思った。
※注
連邦軍の「毒ガス撒くような連中」というのは、Zガンダムに登場したティターンズという組織です。連邦軍内部の派閥なんですが、宇宙に住む人々に大して強烈な差別意識を持っており、コロニー内部に毒ガスを撒いて皆殺しにするという極悪非道の大虐殺に手を染めやがった奴ら。
で、その毒ガス皆殺し作戦を独断で行ったのが、今回登場した丸ゴーグルクソ野郎……バスク・オムであります。
ソドンクルーの会話を聞く限り、どうやらジークアクス世界でも毒ガス虐殺を行っちゃったみたいですね……
んでまあ、「日本の怪しい研究してる組織」……はい来ましたね、そりゃ来るでしょうよ、という感じだけど……
次回、「あんなもん」をコロニー内で暴れさせる気? コロニー、物理的に崩壊しない? 中盤の山場でバトル的にも盛り上がりそうで楽しみやね! 大丈夫かねえ。
※注
「日本の怪しい研究してる組織」というのは、Zガンダムに登場したムラサメ研究所という組織です。簡単に言うと、人間の脳みそを改造して無理やりニュータイプに作り変える研究をしている。そうやって改造された人は、もれなく頭がおかしくなる。
ついでに、そうやって改造された人が乗るためのヤバいモビルスーツも作っている。次回、そのヤバいのが暴れるみたいです。ぜんぜん大丈夫ではない。
(第4話・第5話より第6話はキャラの心情描写が薄くなってる、という意見に対して)
むしろ俺は、4話5話より6話の方がマチュとニャアンの心情描写が深くて濃かったように思ったけど……
4話と5話はどうも通り一遍の「手続きやってます」って感じでつまんなかった……
とにかく第6話は、マチュと母のLINEのやりとりのメッセージ送るタイミングだけで母子の愛情が読み取れたり、ニャアンの家の壁に貼ってるチラシや本棚の赤本からニャアンの暮らしぶりと夢が見えたり、本当に描写が濃密だった。すごくいい。
マチュとは、ニャアンとはどういう人間なのか。それが物語の駒としてではなく、生きた人間として生活の痕跡を残している。その痕跡が美しい。
生きていれば当然発生する「体臭」の発露としての、家の散らかりようであったり、スマホのメッセージだったりする。すばらしい。
繰 り返しになるが、俺はこういうのが見たかったんだよ!!
こうやってマチュやニャアンが生きた人間になればこそ、「やったれやァ!! ブッ飛ばしたらんかい!! 気張れやマチュァ!!!!」って叫ぶ気持ちにもなるよね!!
次回、突っ走れ!! マチュ!!!
それにしても、バスクだのドゥ・ムラサメだのゲーツ・キャパだの、毎回旧ガンダムキャラをマメに登場させてくるところは、本当に気に入らないな……
なんでこういうことするんだろうなあ。古いガンダムなんかどうでもいいから、もっと新しいものを見せてくれたらいいのに……
いやまあ、ドゥ・ムラサメは本邦初公開だけど……初公開だよね? ムラサメ研の強化人間はフォウとゼロしか知らん……
次回、感想後半へ、続く。
■5/14 21:41、思い出したので追記。
そういえば、教育業界人としてちょっと気になってたのは、マチュの塾無断欠席が今までバレなかった件。
ちゃんとした塾なら1回無断欠席した時点で即保護者に連絡するはず。無断欠席なんて1回した時点で退塾予備軍なんだから速攻で引き止めないとダメ。即親Tel。
それを月末の報告書まで何も連絡してないのは、相当ユルい塾と言わざるをえない。
ちゃんと仕事できない会社なのか、あるいは、細かく対応して生徒を引き止める必要もないほどの超大手なのか……でも大手の塾だって、たいがい欠席時連絡はしてると思うけどなあ。
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