2023年5月
京都ひがえり美術館巡りの旅
京都に行きたいぞ!!
と、昼過ぎ唐突に思い立ちまして、阪急電車に飛び乗りました。
十三から京都河原町まで特急一本。こんないきあたりばったりでも日帰りで京都観光余裕なのは、阪神圏の強みですね。
今回のお目当ては、京都市京セラ美術館(京都市美術館本館)のローランサン展です。一度現物を見てみたかったんだ。
■美術館へ
河原町で腹ごしらえして、美術館へ。
バスだと早いのですが、せっかくの京都ですし、散策がてらブラブラ歩いていくことにします。
昨日と打って変わって今日は良い陽気。
日差しもすっかり初夏のそれになってきました。
京都の小川は水も澄んで整然、せせらぎの音も耳に優しく、川沿いを歩くにはもってこいですね。
20分ほど散歩を楽しんで、京都市京セラ美術館に到着。
ここ、ひとつの美術館で特別展4つも同時にやってるのかー! なんという規模だ。
しかも、特別展1つずつ個別に料金とりやがる。全部見ると樋口一枚じゃ足りなくなるなあ……
というわけで、面白そうなローランサン展と石本正展を見ることにしました。
■『マリー・ローランサンとモード』展
ローランサン、やっぱりいいですね。美しい。
この人の描く女性は白くて儚くて、うかつに触れると融けて消えてしまいそうな風情があって好きです。
特に『羽根飾りの帽子の女、あるいはティリア、あるいはタリア』という作品がたいへん可愛くてよかったです。検索したら紹介記事が出てきたから皆見てみて。
絵葉書も買いました。
僕はあんまりコレクション趣味はないのですが、唯一、美術館で気に入った絵があると、その絵葉書を買い集めるというのを趣味にしています。
アルバムにまとめると、お気に入りのインスタント画集みたいになって楽しい。
「あー、あそこでこの絵見たなー」なんて思い出にもなりますしね。
でも、「これが気に入った!!」という作品の絵葉書が売られてないこともしばしば。
しかし今回は、いちばん好きになった作品の絵葉書がちゃんとあったので大満足です。
■石本正展
7年前に亡くなった日本画家だそうです。
知らない人だったんですが、わずかに衣服をまとった裸婦画がかなりエロい感じでよかったです。
あと、軍鶏や鶏、鶴を描いた絵が、たいへん力強くてよかった。
■平安神宮
近くにあったので、ついでにお参り。
社殿は、平安京の朝堂院(お役人が仕事する役所)を5/8スケールで再現したものだそうです。
朝堂院の構造については、昔の「ゴジラvs大仏」を書いたときに調べて知ってたんですが、実際に目の当たりにするとデカいなあ……
しかもコレで5/8スケールなのか。
アレがお役人が出仕するときの部屋で、コッチが太極殿……中はこんな感じになってるのかー、と興味深く拝見しました。
んで、おみくじも引いたんですが、その中身が
「人はその過程を考慮せず結果だけを追い求めがちである。好結果は一歩一歩誠心をもって行って初めて得られる」
ぐさっと刺さるぜ……
はい、気をつけます……
■京都国立近代美術館
さて、美術館のはしごといこう!
この界隈は美術館が密集しているのです。
というわけで2軒目。
こちらは現代アートの展覧会。
いやー……やっぱ分かんねーな!! 現代アートは!!!
現代アートの展覧会も何度か見に行ってるんですが、一度もピンときたことがない。分からーん!! 何……何がいいんだ!? というかそもそも何なんだこれは!? なんでこんなにキャンバスがクソでけえの!? 立体物もどうしてこうでけえの!? あと、展示室の済に置かれてた空気清浄機を作品と勘違いして見入ってた人を見かけたことあるぞ、俺!!
■細見美術館
さあ、最後にもう1軒!
……と思ったんですが、残念ながら入場時間を過ぎちゃってました。
しまったー。ここだけ他より閉館早かったのか。先にこっちから見に来ればよかったー!
まあ仕方がありません。また別の機会にということで、今回は諦めました。
というわけで、美術館2軒で展覧会3つをはしごし、神社にお参りまでして、僕は大変満足しました!
これからもちょくちょく京都観光しに来ようと思います!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます