第1章 第2話 〜チートスキル獲得!?〜

「あぁ〜。マジで上がらねぇよ。」


 事の経緯を説明すると……先程、旅を開始して1時間後……王都から追放された森林をそのまま真っ直ぐ……探索をしていたら……モンスターである大熊と会い、戦いました。結果、苦戦することなく簡単ワンパンでした。


 ちなみに、大熊のレベルは……100だ。

おかしいなぁ〜。なんで、倒せたんだ?

分からんけどいいか。


 とりあえず、今は……捌いた大熊の肉をバラバラにしてリュックに入れている。


 ちなみに、リュックは……持参だ。

所謂……ポケットリュックと言う新時代みたいな感じだ。


「とりあえず、ここで野宿するか……。」


 どこで、野宿するかと言うと……如何にも何かが……怪しい洞窟だ。


 その中に入って結構歩く。だけど、おかしな点があった。それは……。


「おかしい……。モンスターが1体も居ない。どうしてだ?」


 そう。モンスターが1体も出て来ないのだ。そして、結構進んだ結果……


「なんだ? このさぞかし怪しい扉は……。」


 いかにも、ダンジョンのボス部屋みたいな古びた扉があった。


「まぁ、入るか……。」


 俺は、その古びた扉をこじ開けた。

すると、灯りが付いたと同時に……

奥に剣や銃、盾に、防具や武器などが並べられていた。


 俺は、近づこうとしたのだが……


「トラップ発動!! トラップ発動!!」


 どうやら、相当レアリティが高いらしい。

トラップが仕掛けられていた。


 そして、先程の大熊よりも……10倍ぐらいデカイ……レベル 999の龍のモンスターが現れた。


 そいつをワンパンで蹴散らした。

ステータスデバイスの通知が鳴るのだが……

確認しようとすると……消える。


「そう言えば、ステータス確認してないな。

まぁ、変わってないと思うが……見てみるか。」


       〜ステータス一覧〜


名前 ゼロ=ローズ・グランズドリー


Lv.1


筋力:Z


体力:Z


知力:ZZ


魔力:Z


速力:ZZ


運勢:SS


スキル:【レベリングキャンセル】、【擬人化】。


        〜スキル説明〜

【レベリングキャンセル】……レベルが上がる事自体を破棄するスキル。


【擬人化】……ものを人化させるスキル。


         〜終わり〜


 うん。めちゃくちゃではないけど……変わってた。特に、スキルが……。


「あれ? 待てよ?」


 そこで、俺は閃いた。


「この武器や防具たちを……擬人化させればいいんじゃね?」


 そう思った俺は……即行動した。

擬人化させてさせてさせまくった結果……。


 美少女達しか産みませんでした★

あのな? そのな? 一言言わせて欲しい……


『クソがァァァァァア!!

何? 神様はサイコパスですか!?

サイコパスタなのですか!?


何故、男性が居ないんだ!!

何故、女の子ばかりなんだ!!

なぁ、教えてくれよ……!!ect.』


 と、心の中で愚痴ってたら……


「マスター?」


 と言われ……ビクッと体が反応し、後ろを振り向きながら言った。


「な、なんでしょうか?」


 と、言うと……擬人化した子達は、

全員……俺に忠誠を誓うような姿勢で言った。


「私たちは、マスターに救われました。

だから、この身も心もマスターのものです。

何なりと……ご命令を。」


 そう言われた俺は……。


「いや、いいよ。そんな硬っ苦しいことは……。」


 と、言うのだった……。

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