　ニーズヘッグさんが叫びうさぎさんを飛ばした唾でべちゃべちゃにした時より

15年がたってしまった。

聖域で雷が轟いている。

帝釈天よりの贈り物による雷の音であり

今はうさぎさんの力の一つである魔法の音

あれからうさぎさんの力は知識があっても

身体がまだまだ雷を十分の生かし切れていないため

それを証明し理解したニーズヘッグにより特訓を施され

耐えうる体　スムーズな操作　うさぎさんの戦うための技術を磨かれ伸ばし

神の使徒として及第点のお許しをいただいた。ニーズヘッグに。

「これでおぬしも使徒と名乗ってもいい力を得た。

よう励んだ！　そして楽しかった！　自由に生き抜く力これを手に入れたおぬしは大抵のものに追い詰められることはない！

我らのようなもの以外にはのう！！　がははははは！！」

そんなことを宣う守護竜を見上げるうさぎさんは呆れの目を向けていたのだが気付いていないというよりあえて無視している様子である。

これがこの２体の在り方になった。

そんなこんなで出会った頃より成長したうさぎさん。

まだまだ笑い続けるニーズヘッグに呆れた目を向け続けていた。

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