第7話 日本の神様と教育
伊邪那美命様と伊邪那美命様。
このお二人からの話より、継承させるべく
心得を胸に神々様は取り組まれる事に。
神々様が帰られた後・・・
ミナカヌシ「皆様の考える『継承』と私共が考える『継承』にはズレがあるように考えるのですが。。」
伊邪那美命「目的は、皆々様は同じであるものの。。。私は、軽率には継承などさせてはならないかと。」
すると、そこへ、竹内様ともう一方が部屋に入って来られた。
「竹内様は、如何に考えるか?」
と伊邪那岐命様が尋ねる。
竹内「何か、目標を掲げるのは良き事ではありますな。。ただ・・・
よくよく、吟味し、
神業とはを、よく考えて頂かなくてはならないかと。。」
伊邪那岐命「やはり、我々と同じであるな。。
なぜ、あのような簡単に『継承させ、また駄目ならば取り上げる』などと。。」
「まずは、継承させる事の教えを解き、理解して頂く事が先決でありましょう。」
竹内様と一緒に来られたこちらの方。
道真様だった。
かくして、大国主様の社にて、
神々様への教育が始まる。
講師は、竹内様と道真様だった。
そこで多くの神々様が集まり、
今一度、「神とは。」「継承させる事」などについてのお勉強がなされるのであった。。。
その神々様の教育は、かなり上手くいき、忘れかけていた神としての信念等、呼び覚ます事に繋がったと言われている。
そして、継承する事の難しさ等にも
話はなされたのだった。。。
・・・・・・・・・・・
ジャン「それが、なぜ、まともな神ではないと?」
俺は、不思議だった。
一度立て直した神々様の意識が、なぜ、まともではない者に継承したのか。
伊邪那岐命「それはだ・・・。
間違ったのだ・・・。
神々の愛は間違っていたのだ。」
ジャン「間違った愛とは?」
伊邪那美命「かわいい故に、その者の為にならない事をしてしまったと言えましょう。」
カイム「愛とは・・・なんでしょうかねぇ。。」
ジャン「つまり、可愛さで甘やかしたと。そのような事でしょうか。。」
すると渋い表情の伊邪那岐命様は、
「我々神々は、人々を導かねばならぬ。 だが、その導く者が迷ったり、誤った事をすると、導かれる側も迷うと言うもの。
つまりは、誤った神々とは、自分の意思により与えてはならない者に自身のものを継承させた。こちらには言わずにだ。」
ジャン「なぜそのような事になるのですか?!
確か、ある程度の取り決めを成されたはずでは? 天界からの許しを得ねばならないと。」
この頃は、竹内様の学びの園では、
神様になる為のお勉強や、心得等、
育成が行われていた。
それは、あくまでも親が神様をしており、その血を受け継ぐ者が神様となるべく為の学びだった。
つまりは神様や、女神様の卵達と言えるだろう。
継承するとなると、神様でも、なんでもないような者が、このような学びの園でお勉強をし、育成されながら天界からのお許しが出て初めて、継承されるわけだが。。。
まず、神様でもなんでもない者がどのようなルートで学びの園にやって来たかが問題なのだった。。。
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