第36話 喫茶スワンの綺麗な店員
僕が中古のBMWに乗っていた頃 それを店の外に停めて、
僕は自分の座った席から自分の車が窓の外に見えるような位置に車を停めた。なんとなく誰も見ていないだろうと思って、自分の車を店の中から見ていた。窓枠の中の中古のBMWを見ながら、僕は1人悦に入っていた。
そうすると店の女の子が水を置きながら、「お金持ちなんですか」と聞いてきた。えっと思って振り返った。その娘は黒い短いスカートの夏服を着ていた。 色白の綺麗な子だった。こんなに綺麗な娘が、この店にいたのかと驚いてその娘の方を見た。でも彼女は僕を見ているのではなくて、僕の乗ってきた車を見ていた。そしてお金持ちなんですかと聞いてきた。
「お金持ちなんかじゃないですよ。だって中古車ですから」と言った。その後はもう話しかけて来ないのかなと思ったら、また話しかけてきた。
「きれいですねあの車、私ああいう車好きなんです」と言ってきた。 誘ってくれとでもいうことなのかなァと思ったが、僕はまだまだ女性に自信が持てなくて、アクションを起こせずにいた。
本当に綺麗な子だったのに、本当に今でも惜しいことをしたと思っている。
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