地獄の門の鍵
Rotten flower
第1話
「この街には伝説の勇者にしか開けれない秘密の門があるのです。」
ある町の長老が俺に向けてそんな話をした。なるほど。こいつは俺のことを伝説の勇者だと思いこんでいるのだな。
俺は伝説でもないただの神殿で契約を結んだ勇者だ。なんならほかの村で盗みや器物損害をして来た、クズである。
こんなに堂々できるのもこの街に来たのも警察から逃げるためだ。
「あぁ。俺ならその門とやらを開けられるだろうな。」
開けられるわけないだろう。ただのクズだ。こんな男に開けられるならそれは伝説でもなんでもない。
言われたところにたどり着いた。この門の歴史は古く勇者という存在が無いころから在ったらしい。
俺は長老から貰った金属の鍵を門の
門が開く。渦。暗い空間。俺は後ろを振り向くと誰かに蹴られそこに
下には同じ服装を着たような人たちが積もっていた。そう思うのもつかの間。門はしまった。
「よくやった。さすが我ら仲間。」
魔王が街の者に話しかける。
「勇者様がうまいことかかってくれたんですよ。」
地獄の門の鍵 Rotten flower @Rotten_flower
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。地獄の門の鍵の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます