12 特別なラーメン

「ラーメン食べない?」

昼下がりの住宅サロン。僕は同棲中の彼女の髪を切りながら尋ねた。

彼女は首を横に振り、髪を切り終わったと同時に家の外へ出る。

彼女は僕の作るラーメンが嫌いだ。美味しいのにもったいない…

僕は彼女の髪を集める。麺はこれだけじゃ足りないから、風呂の排水口へ向かった。


2022/11/08 Twitterにて投稿

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