行雲
結局当たらぬ
この世界には溢れているもの
信じたいと思える運なんて
持ってないし使えないよ
あれこれ是非だけ
そんなのくだらないから眠ろう
明日の生きる力のために
雲に祈っていこう
でもそんなの大した事ないでしょ
それは最後に信じていられるものがあるんだって
証拠なんだよ
流れる雲の
誰だって自分で生きてける
耳を澄まして 心で聴いて
どんなときも生きているから
今どこにいるか知りたいだけ
それがわかれば苦労はしないよ
きっと誰もが感じる苦しみほど
わかりあえないものなんだろう
僕が今ここにいるのは
導かれたと言うこともできるけど
たぶん二番煎じにすぎなくて
ずちないことなんだ きっと
でもそんなに大したことでもないから
そうやって言って笑えば信じてみてもいいかな
流れる風の儘 風邪引いた儘で
誰だって自分で生きている
視線注いで 命で語れ
どんなときも生きているから
本当は後ろを向きたくて
だけど向いてしまえば立ち上がれなくなってしまうと
思って前だけを向いて
それが善……?
そうだ 生きていること
奇跡か偶然か
誰だって自分じゃわからない
鏡を見てもわかんないことなら行こう
気にせず夢でも見よう
流れる風の儘 流れる雲に乗り
誰だって自分で歩いてる
だから心配しないで
君も今自分の道を歩けているよ
流れる雲の儘 流れる水の儘
誰だって自分で生きている
耳を澄まして 心で歌え
明日を照らす光さ
―――――――――――――――――――――
行雲の語源は「行雲流水」。あるがままになるように任せるという意味を持つこの言葉で飾ったストーリーは、生きている理由を考えることになりました。
中低音で響くギターソロのパートを入れることで重厚感ある仕上がりを追求するとともに、風と水の音をベースにブチ込むことでタイトル回収。
少しずつでも前を向ける、そんな楽曲に仕上がりました。
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