第4話 犭咼殃
ー序ー
特定する場所がナイ。
記録に残さナイ。
残さナイから
きっと知ラナイ。
誰も言わない。
それでも
覚えてイナイ?
探さないのが一番イイ。
知らなければ
シラレナイ。
気づかれてはイケナイ。
ナニ、ニ?
小さな約束を守るだけ。
持っていかれる、ことはない。
・・・はず。
たぶん。
これは
ただの『実話』なのだ。
実話ー
もともとの話を
そのまま聞かせるわけにはいかない。
聞いてしまえば。
アレは必ず来る。
だからこそ
地名は聞かない考えナイ。
目も合わせナイ。
見てはイケナイもの。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます