ー1-
「暑い中、よう参られた」
その日
振舞われた夕食は
至極豪勢で。
満面の笑み。
さらに
くしゃりと崩して
大声で笑う住職は
その表現がよく似合う。
世間では
悪鬼だの
妖だのが大人気の時世で。
奇妙な噂も耳に入る。
幼少の頃より
妖怪や
鬼を斬る話が大好きだった。
それが縁か。
生家の
こうして住職とも
彼とも縁が出来た。
表向きー
「見習い」なり。
寺仕事の修行中。
ということになっているのだが。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます