幽霊調教

友達が幽霊屋敷に引っ越したらしい。俺は心配になって様子を見に行ったが、そこに住む幽霊は優しかった。扉を開けて出迎えてくれたし、お茶も出してくれた。姿は見えないけれど。

「良かったな、イイコで」

 友達は笑顔でこう答えた。

「調教しがいのあるコだよ」

 空気が震えた、ような気がした。

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