第十五話「露天風呂で星空を眺めるべし」②

    ――同日。

    時刻:一九時〇三分。


「お疲れ、結衣奈!」

「結衣奈、超キレーだった! 本当に神さまみたいだったよ!」

「結衣奈ーっ、転校してもうちらクラスメイトだからね!」

 儀式を終えた結衣奈に一声かけたい人々が、神楽服のままの彼女の前に列をなして並んでいる。列は結衣奈がいる神社の本殿前から参道に続き、いつも『お社渡り』に使う鳥居を出て右に折れ、石段を少し下ったところまで続いていた。

「みんなありがとう! 転校しても放課後は草津にいるから声かけてよ!」

「いやー、分かんないよお」

「結衣奈って影響されやすいからなあ。東京にハマっちゃいそうで怖いなあ」

「えっ、わたしってそうなの!?」

 現在結衣奈を囲んでいるのは県立草津口高校のクラスメイトたちだ。彩耶ら温泉むすめと義理の両親以外で結衣奈を呼び捨てにしてくれるのは彼女たちしかいない。

 メグ、はーちゃん、りょっち、みこりん、まいまい……いまのクラスメイトだけではなく、小中で一緒だった友人たちもまだまだ並んでいる。ひとりひとりと若さゆえのやんちゃをした思い出が甦ってきて、結衣奈はちょっぴり目頭が熱くなった。

『パリピめ……!』

「うわっ」

 集合写真を撮ろうと思って取り出したスマホから、「ユツバ(素)」が飛び出してきた。

「ど、どうしたの? わたしいま感動で泣きそうなんだけど」

『ウェイめ、BBQめ、リア充め……っ! やはりオマエは裏切者だ!』

「えええ!? わたしなんか悪いことした!?」

『している! 現在進行形でしているぞ! ただいまをもって我々の契約は……』

「きゃーーーーっ! ユツバさま!? ユツバさまですか!?」

『ふえっ!? な、なんですか……っ!?』

 メグとみこりんが突然黄色い声を上げて、結衣奈の手からスマホをかっぱらった。

「えっ、えっ、本物!? なんで結衣奈のスマホの中にいるの!?」

「……ふたりとも、その子のこと知ってるの?」

「知ってるもなにも、超有名人だよ! 『♨湯~ちゅ~ば~♨』のユツバさま!」

「ユツバさまっ、アレやってください、アレ!」

「……アレ?」

 結衣奈は首を傾げた。

 不意打ちに弱いユツバは処理落ちしたかのような無表情になってふよふよと浮遊していた。その状態が三十秒くらい続き、メグとみこりんが「あれっ?」「偽者かな?」と疑い始めたころ――彼女はようやく自分の「キャラ」を思い出したかのように再起動した。

『あなたのココロをいつでも温泉! 手のひらサイズの温泉アイドル! 「♨湯~ちゅ~ば~♨」のユツバで~す♪』

 そして、「ユツバ(陽)」になって例のテンプレモーションを垂れ流す。

「きゃーーーーーーーーーーーーっ!!」

 結衣奈にとっては見飽きたその挨拶に、メグとみこりんは大喜びして悲鳴をあげた。

「……あの挨拶ってユツバちゃんの持ちネタだったんだ……」

 そういえば輪花もそんな話をしていた記憶がある。あとでググっておこうと結衣奈は思った。

「写真は……いいや。すみません、次の方ーっ」

 彼女はメグとみこりんにスマホを預け、行儀よく待っていた次の順番の人を呼び込んだ。

 母親に連れられた少女がとてとてと駆け寄ってきた。胸にはクマのぬいぐるみを抱いている。

「……おねえちゃん、おつかれさま」

「ちかやちゃん!」

 少女――河井ちかやは、はにかむような笑顔で頭を下げた。

 結衣奈はちかやの母の絵里子とぬいぐるみのカプチーノにも挨拶をして、ちかやの前に屈んだ。

「どう? 草津には慣れた?」

 こくり、とちかやは頷いた。そして、珍しくかぶりつくように喋り出す。

「おねえちゃんのこと、おばあちゃんへのおてがみに書いたの。そしたらね……」

 ちかやは嬉しくてたまらないといった様子でぎゅっとカプチーノを抱き寄せた。

「おばあちゃん、草津にりょこうにきてくれるって!」

「ほんと!?」

 こくこくこく、とちかやは何度も頷いた。

「明後日の土曜日から一週間……再来週の日曜日までいるんです」と、絵里子が補足した。

「……おねえちゃん、おばあちゃんに会ってもらえる?」

「もっちろん! 初日の土曜日に案内しちゃうよ!」

 結衣奈は胸をどんと叩いた。

「何時に来るの? おばあちゃんが疲れてないなら、一日中空いてるけど」

「正午には着くと思います。東京に一泊してから来るので、疲れのこともお気遣いなく」

「じゃあ決まり! 土曜日の十二時にバスターミナルね!」

 結衣奈はちかやに小指を差し出した。

 ちかやはぱあっと顔を輝かせて、こくりと頷いた。

 そして、小さな小指を結衣奈の小指に絡め――「やくそく」とはにかんだ。


♨    ♨    ♨


    ――同日。

    時刻:二〇時一二分。


 ドオオオオ――と、温泉が滝になって流れ落ちる音が響く。

 視界には満天の星だ。肌は温泉の熱で火照り、微かな硫黄の香りが鼻をくすぐる。

 五感のうち四つが結衣奈の心を満たしている。あがったあと温泉まんじゅうを食べて味覚も満足させればコンプリートだな、と彼女は思った。

 西の河原の大露天風呂は営業時間を終え、誕生日の結衣奈のために貸し切りになっていた。

 ちかやの両親を見つけた西の河原公園の縁結び地蔵をさらに進んで、整備された山道を登っていった先にこの場所はある。入口は狭く入り組んでいるが、ひとたび脱衣所の先に行くと視界が一気に開け――ちょっとした池と錯覚するような露天風呂が広がっている。

『……おい。ググったら男子風呂の方が広いって書いてあるぞ。なんで女子風呂なんだ?』

「ユツバ(素)」がぶつくさと言った。彼女――正確には「結衣奈のスマホ」は風呂の中央に配された大岩のうえに置いてある。

「あら、そうなの? せっかくの機会だし、男湯にも入ってみたいわ♪」

「なに言ってるのよ綾瀬……いくら貸し切りだからって」

「そうですね。それは特権の濫用でしょう。貸し切りだからこそルール通りの使い方をすべきです」

 四月一日の今日から三年生になった綾瀬、輪花、泉海の三人組が姿勢良くお湯に身を浸している。身も心も緩むはずの温泉なのにまったくキャラを崩す様子がない。

「ワアーオ! 確かにメンズのほうが広いデスねー!」

「うーん……。ここからだと見えないよー。かなちゃん、そこ代わってー」

 奏が岩をよじのぼって男子風呂を覗いている。運動が苦手な楓花はそんな芸当はできないのか、じゃぶじゃぶと温泉を移動して岩の隙間から隣が見えないかどうか探っていた。

 向こうには誰もいないとはいえ、女子側が男子風呂を覗く前代未聞の事態である。

「ちょっと、奏!? なにをしているんですの!? 今すぐ降りなさい!」

「ふ、ふうちゃん……! 危ないからこっち来なさい! 落ちたらどうするの!」

「うふ、みんな元気でかわいいわね。お姉さんも仲間に入れて欲しいわぁー♪」

 泉海と輪花のキャラがあっさりと崩れた。綾瀬は慈愛溢れる笑みを浮かべて、覗きに挑むちびっ子たちを眺めている。

「あーーーーーーーー…………。つかれた……」

 そして結衣奈は、魂が抜けたようにだるーっと温泉に身を浸していた。

「ふふ。結衣奈ちゃん、お疲れさまだべ~」と、隣にいる那菜子が笑った。

「神楽より挨拶の方が疲れた気がする……」

「強がっちゃって。神楽が終わって気が緩んだんだよ。だから女子風呂にしたんでしょ?」

 彩耶が結衣奈を小突いた。

「んー? どういうこと?」

 輪花に腕を引かれて、楓花が結衣奈たちの前にぺたんと座った。

「あれだべ」

 那菜子が岩肌を指差す。そこには、ドオオオオ――と豪快な音を立てて流れる『湯滝』がある。

「あれと、あれも」と、彩耶が追加した。湯滝の派手な音に隠れているが、男湯との壁際や山肌と一体化した天然の壁の一角にも、サアア……と風がそよぐような音で流れ落ちる小さな滝があった。

「温泉の滝?」と、楓花が首を傾げた。

「ちょっと、意味が分からないんだけど」

 輪花が怖い声で言った。「ふうちゃんの質問にははっきり答えなさい」という圧力を感じる。

 彩耶が結衣奈をちらっと見た。「全部言っていい?」とその目は訊いている。

 結衣奈は疲れ切った腕をおもむろに持ち上げて、グーサインを作った。

 お墨付きを得た彩耶が切り出す。

「音だよ」

「おっ、音の話デスかー? で、なんの話デス?」

 音という単語に反応した奏が寄ってきた。たぶん前後の文脈は理解していない。

「女湯の方が狭くてよく聞こえるし、滝の数も多いんだ」と、彩耶が言った。

「……源泉が枯れてない証拠だから、きっとじっくり味わいたかったんじゃないべか」

 少しだけ声を抑えて、那菜子が遠慮がちに続けた。結衣奈を気遣ってくれたのだろう。

 自分の弱気がバラされるのは恥ずかしいが、源泉が枯れてしまうかもと腰が引けまくっていたのは事実だ。「そういうことー……」と、結衣奈は改めて安堵の吐息を漏らした。

「ふふっ、結衣奈ちゃんかわいい♪ あとでぎゅってしちゃおうかしら」

 ひとり離れた場所でマッサージをしている綾瀬がぽつりと呟いた。

「お疲れさまです。わたくしの目から見ても、結衣奈さんの神楽に瑕疵はありませんでしたわ」

 泉海が寄ってきて、結衣奈を安心させるように言った。

「うん。ありがとー、いずみん」

「いずみん?」

 泉海は目をぱちくりさせた。「わたくしのことですか?」

「いずみん、この人は?」と、結衣奈は那菜子を指差した。

「那菜子」と、泉海は答えた。

「この人」

「彩耶」

「そことそこの人」

「奏と楓花」

「そっちのふたり」

「輪花さんと、綾瀬さん」

「わたし」

「……結衣奈さん」

「ほら!」

 結衣奈は急に元気になって、がばっと立ち上がった。

「なんかわたしも三年生みたいじゃん! わたしも後輩になるんだから呼び捨てでいいよ!」

「ふむ……。確かに法則性にもとっていますね」

「とはいえ、いきなり呼び方を変えるのって気恥ずかしいじゃん? だからわたしがまずいずみん呼びして距離をぐいぐい詰めていこうと思ってさ! よろしくね、いずみん♪」

「はあ。上級生をにっくねーむで呼ぶのはどうかとは思いますが……まあ、そういうことでしたらいいでしょう。よろしく、結衣奈」

『……うわあ……。なんというリア充で恐ろしいやりとり……。成敗成敗……』

 ユツバがぼそぼそと呪詛のようなことを呟いている。

「……ま、でも」彩耶が仕切り直すように言った。「これで、結衣奈も晴れて師範学校生だね」

「そうそう! 本当に紆余曲折あったよー」と、結衣奈はしみじみと頷いた。

「週明けからすぐ学校始まるべ。わたし、春のうちは早起きして草津温泉に寄ってから行くっちゃね~。結衣奈ちゃんと一緒に登校だべさ♪」

「ホント!? 心づよーい!」

 結衣奈はぺしゃんと座って那菜子に顔を寄せた。

「どうせお社渡りするのに、意味ある? それ」と輪花が鼻で笑う。

「輪花さん、余裕ぶっこいてる場合じゃねーデスよー? 聞いた話によると、ふうさん六甲山から白根山に迷い込んだそうじゃないデスか。一緒に登校して見張ってないと、姉妹ハナレバナレになってしまうデース」

「……うっ。そ、それは……」

「えー? ふうかはひとりで行けるよ?」

「ふうちゃん! お姉ちゃんが一緒に行くから! ね!?」

 奏に指摘されて、輪花は楓花の両肩をがっしと掴んだ。

 そんな三人を白い目で見ていた泉海が結衣奈に向き直って、仕切り直すように言った。

「結衣奈の制服はもうできています。学校に納品されているので、月曜日はいままでの制服か私服で登校してくださいね」

「なんで学校に……。あ、特注品なんだっけ?」

「ええ。スクナヒコ様のご意向で、温泉むすめは日本の伝統的な価値観を守った制服を、と」

「ご意向というか、ただの趣味な気がするわねえ……」

『……制服画像をググったが、間違いなく趣味だな……』

 綾瀬とユツバの意見が変なところで一致した。スクナヒコを軽んじるようなことを言った綾瀬を泉海がきっと睨みつけるが、彼女は「うふふ♪」と余裕の笑みを浮かべている。

「……あははっ」

 彩耶と那菜子と目を見合わせて――楽しみだな、と結衣奈は思った。

 これから結衣奈は彼女たちと切磋琢磨しながら、日本一の温泉むすめを目指して師範学校に通うのだ。もっとも、まだ種目は決まってないけれど。

「もしかしたら、ここにいるみんなでなにかをすることもあるかもしれないなあ……」

 それはきっと勝敗以上に楽しい試合になるだろうな、と結衣奈は思った。

「……」

 星空を見上げて、湯滝の音に耳を澄ます。

 心なしか、湯滝の音も勢いづいているような感じがした。

「……あら? 綾瀬は?」

「え?」と、結衣奈は顔の向きを戻した。輪花の視線を辿って、綾瀬がいた岩場を見る。

 その場所はもぬけの殻になっていた。置いてあったフェイスタオルもなくなっている。

 泉海が重い溜息をついた。

「少し目を離した隙に……。相変わらずなにを考えているのか分かりませんわね……」

「っていうか、綾瀬が他人の招待に応じるなんてね」と、輪花が結衣奈を見た。

「えっ、わたしじゃないよ? 連絡先知らないし。名前も今日知ったくらいだもん」

「は?」

「いずみんか輪花ちゃんが誘ったんだと思ってた。違うの?」

「?」と泉海と輪花が目を見合わせる。ふたりとも心当たりはないようだった。

「あれっ、じゃあ……」

 誰が、と結衣奈が尋ねようとした時だった。


 ――ズウウウゥゥゥン……。


 と――大地全体が震えるような音がした。

 眠っていた鳥たちが一斉に飛び立った。ギャア、ギャアと悲鳴のような鳴き声をあげて。

「なに……?」

 結衣奈たちは静まりかえって、辺りの様子を注意深く窺う。

 すると――。

 露天風呂に反響していた湯滝の音が、ゴボボッ――と、えづくような音に変化した。

「……え、なに? 今の音……」

「空気が混じったような音デスね……?」

 結衣奈と奏が湯滝に駆け寄ろうとした。

『ま、待ってください! 湯滝だけじゃないです!』

「……みんなの声が……。遠ざかってく……?」

「ユツバ(陰)」と楓花が悲痛な声をあげる。

 結衣奈は足を止めて彼女たちの方を振り返った。

 複雑な音で満ちていた露天風呂。そのコンサートホールから――音が、消え始めた。

 初めに、山肌から流れ出していた小さな滝の音が止まった。

 次に、男風呂との境目にある樋から流れていた温泉の音が止まった。

 そして最後に――湯滝の音が。

 まるで力を使い果たしたかのように、少しずつ、少しずつ弱々しくなっていって。


 やがて――完全に、止まった。


「……っ!」

「結衣奈!」「結衣奈ちゃん!」

 結衣奈は飛び出した。

 身体を拭くのもそこそこに、必要最低限の服だけを身につけて管理棟に駆け込む。

「あっ! 結衣奈さま!」

 露天風呂を管理している女性は誰かの電話を受けていた。その顔は青くなっている。

 彼女は受話器を投げ捨てるように置いて、言った。

「大変です! 湯畑が、湯畑が……っ!」

「……!?」


♨    ♨    ♨


 湯畑には――なにもなかった。

 お客さんも、地元の人も、誰もが言葉を失っていた。

 湯樋を温泉が流れる音も、立ちこめる硫黄の湯気も、全てがなくなっていた。

 そして、なにより。

 無限とも思えたはずの源泉が――その湧出を止めていた。

「……そんな……!」

 結衣奈は呆然と立ち尽くした。

 頭の中に、とても恐ろしい想像が渦巻いている。

 ぶんぶんと首を振って否定しようとしても追い出すことのできない、最悪の想像――。

「……なんで……? だって、儀式は問題なかったって……!」

 日本一の温泉。

 日本一の温泉地。

 それが――

「……わたしのせいで……?」

 身体中の力が抜けていく。立っていられなくなる。

 そうして、へなへなと崩れ落ちそうになった結衣奈の身体を――

「違うわ。結衣奈ちゃん」

 ――白い手袋に包まれた手が、優しく抱き留めた。

「……え?」

 顔を上げる。

 結衣奈の目を、切れ長の、蒼く昏い――そして力強い瞳が見下ろしていた。

「綾瀬さん……?」

「結衣奈ちゃん。私、実はね――」

「――結衣奈さまっ!」

 なにかを言いかけた綾瀬の言葉を、切羽詰まった声が遮った。

 壮年の男が血の気の失せた顔で駆けてくる。温泉組合長のナベさんだ。

「湯畑だけではありません!」

「……え」

「く……草津温泉中の、ほとんど全ての源泉が……」

 ナベさんの声が震えている。その声色だけで、状況が絶望的なことが分かる。

 彼はクリップボードを取り出して、そこに書かれた源泉名を読み上げていく。

「確認できただけで、西の河原、万代鉱、白旗、地蔵……煮川もか……!」

「あ……、あ……!」

 結衣奈の意識が遠のいていく。

「……結衣奈ちゃん?」

 まるで――源泉がひとつ読み上げられるたびに、彼女の命の灯が消えていくかのように。

 結衣奈の意識が、湯けむりのように真っ白になって――。

「……結衣奈ちゃん!」


 ぷつん、と、途絶えた。


♨    ♨    ♨


    ――四月一日(木曜日) 天気:快晴。

    時刻:二一時〇〇分。


 草津温泉の全ての源泉が――その湧出を止めた。

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