これからどう生きていくのやら
もゆみちゃん
第1話 違和感
あー、
また朝が来た。
朝8時35分のチャイムが鳴ってみんなが席につき、今日も数名くらい遅刻か欠席してる。
まあいつもは私もそのうちの1人。
私は高校から化粧をしていたから人より早く起きなきゃいけなかった、女って不思議だけど化粧の為ならまあ早めに起きれる。
みんなもそうかな?
当時私はあまりにも細いとは言えない体型だった、というより俗に言う"ぽっちゃり"
周りの女子はスカートをギリギリまで短くしてサラサラな髪の毛にアイロンを通して睫毛はパッチリ、なんかリボンまで可愛く見えるんだよな〜羨ましい。
当時から自分に対しての甘えが酷かったからなんとか試行錯誤痩せて見えないか研究していて痩せるという選択肢は全くなかった。
私には仲の良い友達が1人いて、その子と中心に学校生活を送っていた。
もう当時から、朝の「おはよ〜」から帰りの「またね〜」までのコミニュケーションをとるのが面倒くさく感じていた。
この時から私は人とのコミニュケーションの違和感を感じていたのかもしれない。
トイレに行く時、休み時間、教室移動、登下校。
1人で過ごしたい私にとっては気づかないうちにストレスとして感じていたはず。
じゃあなんで1人で過ごさなかった?と聞かれたら何も答えられない。
一つ言えるとしたらそれは、
「ヒエラルキー」であるからだと思う。
大人になった今、高校生の時なんて何も考えずに生きてたよね〜っていう会話が不思議でしかない。
当時から皆、口にせずとも少なからずカーストはあったと思う。というより確実にあった。
自分だけかもしれないけど、目立つ集団が苦手で廊下で集まって話てるだけでその周りを通りたくないとすら思っていた。
なんか言われてるんじゃないか、とかね。
私は昔から、人に対して自分を出すというのがものすごく苦手だった。
例えば、外面を良くするとか初対面の人となんとなく会話をするということ。
厳密に言えば、できるにはできる。
むしろ自分で笑いをとって、すんごく無理してしまっていた。
けど、きっと苦手が顔に出てしまっていてバレていないか不安になるが正解かな。
今言った発言大丈夫か?とか
今の空気自分のせいか?とか
面白くないけど笑っとくか?とか
めちゃくちゃに気にしてしまう性格だ。
そのせいもあって、学生時代は2人以上で行動するのが苦手だった。
3人とか正直地獄。
その癖、
人から嫌われるのはもっと嫌いだ。
悪口だって言われたくない、まあみんなそうか。
でも私は人以上にそれを気にしてしまう性格。
もうここまででも充分生きづらいんだよな、今生きられてることが不思議なくらい。
私の高校生活はその違和感を抱えながらもなんとか卒業はできた。
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