第14話お姉ちゃんが……
真美のお父さんは、ウイスキーのロックで泥酔し、炬燵でこっくりこっくり舟を漕ぎだした。
お母さんは、後片付けを始めた。
「とし君、わたしの部屋で飲もっか」
と、真美のお姉ちゃんが言い出す。
「わたしも」
と、真美はグラスとロックアイスをお姉ちゃんの部屋に運んだ。
僕は下半身を押さえながら、片手で杏露酒のボトルを持った。
お姉ちゃんの部屋は、ベッドと机とクロゼットだった。机の上には美容師の教科書が積んであった。電気カーペットの上で3人でまた、飲み始めた。
※20歳未満の飲酒は禁止です。
「とし君のって、わたしの彼氏より大きいね。真美が羨ましい」
僕は恥ずかしかった。
「お姉ちゃんには、貸さないよ。これ、わたしのモノなんだから」
真美はにやけながら、
「触るだけだよ?いいよね、とし君?」
「う、うん」
「お、お姉ちゃん……」
僕は驚きと、気持ち良さと、酔いで抗えなかった。
「もっと、気持ち良くさせよっか?」
真美はそれを見て興奮していた。
顔を紅くした真美が、
「結婚したら、直ぐに赤ちゃん作るんだよ!お姉ちゃん」
「あんた達なら、直ぐに妊娠しそうね。でも、秋は危なかったよね。真美から聞いたけど、とし君エッチの時は絶対ゴム着けてね」
僕はさっきの余韻に浸っていたが、
「え?ゴム?着けます」
「じゃ、わたし明日は昼からバイトだから、続きは真美の部屋でしてね」
「ごちそう様でした」
「バカッ」
と真美が言った。
寝たのは深夜3時であった。
真美は、エッチ以外は許すらしい。
真美と僕以外がエッチしたら、はい、お仕舞い。浮気になると真美の主張だ。
翌日昼前に身なりを整えて、明日から大学の指定校推薦の試験を受けに行くので、真美が頑張ってね。と言い僕は頑張ってくると言って、真美の家を出た。
いよいよ、受験だが不安と期待。不安の方が強かった。
家族が空港まで来て、羽田空港へ向かったのは、月曜日の昼。15時に到着した。
到着出口には、青木の叔母さんと、岩塚の叔父さん、叔母さんが待っていた。
「利秋君、お疲れ様。長旅疲れたでしょ。これから、電車で千葉まで行こっか」
と、岩塚の叔父さんが言った。
「お願いします」
と、答え学ラン姿の僕は、モノレールに乗ると灰色の大都会が僕には合わないと感じた。
千葉に到着したのは、18時半だった。
夕御飯を食べに行った。僕は一番安い定食を選んだが、青木の叔母さんがもっと高いモノを食べなさいと言って、3200円の定食を選んでくれた。
僕は、何故法学部を選んだのか?の親戚からの質問に、警察官になりたいからです。と、答えると血だなぁ~と言われた。
神田家の母方の親戚は皆が公務員が多く警視庁の機動隊に所属していた叔父さんがいた。
「利秋君、明日、受験会場の下見にいきましょうね」
と、青木の叔母さんがそう言ったので、
「宜しくお願いします」
と、僕は言った。その晩は青木叔母さん宅に止まった。お姉さんはA大学英文科であった。後にこのお姉さんは、国際結婚をする。
その晩は、心地の良い深い眠りに就いた。
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