We know unknown

@keserasera1024

第1話

 1周15分の大時計 ボクの振り子は秒針より速く

 夜に咲いた花時計 ここで散るには相応しく

 てっぺんの手前で聞きました ボクはキミが大好きです

 キミは目を逸らして言いました 私は……


 静かに落ちる砂時計 友達関係はサラサラと

 ひっくり返す水時計 心の気泡はブクブクと

 まさかこんなことになるなんて 逸らした目が可愛くて

 まさかこんなことになるなんて キミも好きと言うなんて


 動き出した2つの針が

 これからいくつもの時を刻んで

 いつか止まる日が来たとしても

 ボクらはきっと同時に止まるのだろう

 すべての時計がそうするように

 2つの針が 重なる時に……

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