東大転生~大学ごと転移したら魔王軍に襲撃されたのでチート魔法で倒します~
綾城輝元
プロローグ
プロローグ 「パワートロルvs勉学」
魔王軍が東大を
東大軍1000の内、既に500人が死亡。
キャンパスは次の
そんな中、
安岡講堂前は、この戦いの
勉学はその激戦を
メモ帳にどんどん分かった事を書きこんでいく。
「初手はほぼ右手の
「ちょっとぉぉぉ。アンタも戦いなさいよぉぉぉ」
オリーブが、パワー・トロルの攻撃を剣で受けながら、
パワー・トロルとは、トロルの
醜い顔、3メートルはあるであろう巨体。
「おォォォォ」
パワー・トロルは、左手でオリーブを殴る。
オリーブはしゃがみ、それを避けた。
「棍棒の次は左手で殴ると……」
引き続き、勉学はメモを取り続けた。
「お姫様、死にそうなんですけどぉぉぉ」とオリーブ。
「黙れカス。今、分析中だ」
勉学、メモ帳を眺めながら答える。「魔力を
「2人で戦おうぅぅぅ」
オリーブは
「痛いィィ。おでの腕、痛いィィ」
「助けなさいよぉぉぉ」と涙ながらにオリーブ。
おもむろに立ち上がった勉学、飛ばされたオリーブを身体で受け止める。
「フン。手のかかる奴隷だ」
「何様? 本当アンタ何様?」
息せき切りながら、オリーブが毒づく。
勉学はニヤッと笑い、メモ帳を見せびらしながら
「アナリシス・コンプリ―テッド。
メモ帳を上着のポケットにしまうと今度は「賢者の杖よ!」と呟く。
すると右手に賢者の杖が
「槍となれ」と命令すると、杖の先から青白い刃が
危険を
「お前、何か、ヤバイィ」
「ほう。カスだが、少しは頭が回る様だな」
勉学は
パワー・トロル、右手の棍棒を
勉学は、左手に跳び避ける。
それと同時に賢者の杖の刃をパワー・トロルの右腕に
パワー・トロルの右腕がドサッと地面に落ちる。
「うがぁぁぁ」とパワートロルは
「左手で殴ってくる
言うが早いか、パワー・トロルは左手で勉学に殴りかかってくる。
「殺ス、お前だけは、殺ス」
右手に飛び攻撃を避けた勉学。杖の刃でパワー・トロルの右手を
続けて「な、なんでェと言う確率0・97」と口に出す。
「な、なんでェ」
パワー・トロルは
「
勉学が、右手を前に出す。10メートル位の四角い
「な、何ィ、やばィ、これやばいィ」
パワー・トロルは顔を青白くする。
「ロエモ、ロエモ、ムホララ」勉学の手から大きな火の玉が出る。「
「あァァァ。た、助けてェ、助けてぇ」
パワー・トロルに火の玉が当たり、大爆発を起きた。
勉学は
「東大に逆らうとこうなるのだ」と
「ま……、まあまあって所ね」
オリーブはぎこちない笑みを浮かべながら、勉学を
「フン、行くぞカス」勉学はオリーブに声をかける。
「約束、分かってるわよね? クズ」とオリーブ。
「ああ、大魔王デスマギアのカスは俺が倒す」
勉学は安岡講堂に向け、歩き出す。オリーブもその後を追った。
この話は「とんでもない地獄を見ていく物語」だ。
そして、「本当の自分を想い出す物語」でもある。
2
同じく安岡講堂前。
工学部2年、
そうして、少しずつ少しずつ安岡講堂に向かい、這っていった。
へへっ。天才だろ、この作戦。戦う必要ないなんて無いんだよ。
動物に死んだフリが効くってマジなんだな。
少しして誰かの足を触っている様な感触が指に伝わってきた。何だ、これ。
顔の向きを変えるとゴブリンがいた。
ゴブリンはニヤッと笑うと、田中に刀を振り下ろした。
地面に血が広がる。
田中健司、死亡。
東大軍残り499人 死亡者数465人、誘拐・行方不明者36人。
最後に生き残るのは、果たして……。
そして、時間は少し遡る。
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