ストラトスフィア~戦闘機パイロットの元伯爵令嬢は国務省勤務の公爵から逃げられない~

@wkwk413

前話 MOVIE PRESSよりインタビュー抜粋

「本物のG:ウィングが明かす、バトラーホワイト教官とのエアフライト」



新作「ストラトスフィア・ライジング」は、バトラーホワイトの史上最高の興行収入を記録し、今なお世界を席巻している。


前作「ストラトスフィア」と同様、CGIはほとんど使われず、迫力ある大胆で美しいショットを本物の戦闘機を使って撮影された。


前作から50年経った現代の帝国海軍のエリートパイロットチーム””G,ウィング”を舞台とした本作。

前作から登場人物は一新され、主役に抜擢されたのは今をときめく若手俳優ナンバーワンのバトラーホワイト。

もはや東大陸ナンバーワンの座を不動のものとしたバトラーは、今作で初めて戦闘機パイロットとして実現不可能なミッションに挑んだ。


そして、そんな彼を支えたのが現役最強パイロットの一人であるG:ウィングの一員、フローラである。

彼女は女性パイロットとしてだけでなく、その飛行技術で持って他の追随を許さない。

そんな素晴らしいパイロットと一緒に同じ戦闘機に乗って ストラトスフィア(成層圏)の世界を体感したバトラーは次のように語る。



「地上と違い、常に音速を越えるF/A32の中にいることは、演技をする以前に気絶しないことがまず必要でした。」と振り返るホワイト。

帝国海軍航空部隊からの全面的なパックアップを背景に、彼らの信頼と協力を得た上でトレーニングプログラムを実施。約半年にわたる厳しい訓練の中、劇中の役と同様に若き天才パイロットとしての肉体と精神を作り上げた。



「私にとって、今までで最もダイナミックでエキサイティングな任務でした。」そう振り返るのは、劇中でホワイト演じる主人公の戦闘機を実際に操縦するフローラ。


「ジェット機に乗るためには、まずパスしなければならない多くの規制やテストがあります。しかし彼らは、飛行時間や曲芸飛行の訓練を多くこなし、精神的、肉体的ストレスに耐えました。

彼らが私たちと同様のパイロット育成プログラムを実際に成し遂げたのは驚くべきことです。」


フローラの言葉に、ホワイトはぐるりと目をまわす。


「この目の前の可憐な女性は、僕たち成人男性が20分で根を上げるようなプログラムを毎日2時間、欠かさずこなしているんだ。そんな人たちに戦闘機に同乗させてもらうのに弱音なんて吐けないよ。」

と、敬意を込めて語る。


実は本作、帝国海軍が全面協力し、スタジオではなく実際の空母や戦闘機を使って撮影されている。ホワイトいわく、

「実際に空母の中で軍人の皆さんと同じ食事をし、同じ太陽を見て、同じ制服を着たこの一ヶ月はかけがえのないものでした。」


続けてフローラは、

「彼らは我々を常に尊重し、ルールを遵守し、規律ある生活を共に過ごしてくれました。

そんな彼らと共に過ごした生活は我々にとっても糧となったでしょう」


カメラの回っていないところでも、軍人としての生活を送り、そして実際に戦闘機に乗り込んだバトラーホワイトの日焼けした凛々しい表情は、もはや現役の戦闘パイロットと同じ顔をしているように見えた。


「彼女たちに協力してもらったおかげで、私たちがF-32で実際の航空機動を行う頃には、本物であるかのように振る舞うことができました。

本物のように話し、本物のように歩く。

もはや演技していると感じることはなく、彼女の同僚であるG:ウィングとして、パイロットになることができたと思います。」

と強い自信をあらわにした。


そんな彼を微笑みながらまっすぐ見つめるフローラ。

二人の間には、撮影の協力者以上に、本物の同僚としての友情が芽生えているように感じたー…。










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