アーバン特急の女
瀬戸はや
梗概 アーバン特急の女
祖父の法事に出るために近鉄のアーバンアーバン特急で大阪に向かっていたYは、隣に座って文庫本を読んでいる森川麻美に声をかけた。Yと森川は、同業者だったこともあってまた会うことになった。電車の中で声をかけたのはYであったが、森川麻美は積極的な女性でYは森川麻美とホテルで一夜を過ごすことになる。
しかしYには気になっていた女性がいた。Yは自分の気持ちをハッキリさせるためにもう一度小池夢子に会って確かめたいと思うのだが、なかなか 夢子に会えないでいた。
Yは色々な方法で夢子を探した。やがてついにYは夢子の勤務先を探しだし、夢子に自分の気持ちを打ち明けようとするが、どうしたら自分の気持ちを夢子に打ち明けられるのかどうかが分からなくなってしまう。
軽い気持ちならナンパだって出来るのに、肝心な時に限ってどうしてことだと悩んでしまう。
Yはとりあえず夢子と同じ会社に入って同僚になって距離を縮めていくことだと考えた。夢子が勤めてる会社はリフォームの会社だったYはとにかくリフォーム関係の会社の募集を探しまくった。そしてリフォームの経験がなくても入れてくれる会社を見つけだし、そこに応募した。わいはもう65才も過ぎていい年だったがパートタイマーなら入れる会社はあった。そしてなんとかその会社に入って夢子に近づいていくことができた。
しかしYと夢子の間には激しい温度差があった。Yは夢子ともう2年付き合っているような感覚だったが、実際は夢子あったのは1〜2年前に一度会ったきりだった。Yの想像力はどんどん膨らんで、ほとんど妄想と言っていいくらいだった。いきなり熱い告白をしても夢子さんには引かれるばかりだろう。Yにもそれは分かっていた。当分自分の気持ちを抑え、タイミングを待とうと思った。Yはそれなりに恋は経験してきたつもりだったが、いつも上手くいくとは限らない、それどころか自分でも驚くほど初心な感じだった。
アーバン特急の女 瀬戸はや @hase-yasu
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