はずれスキルガチャ
まさ
祝福の儀
「リュート!早く起きろよ!
祝福の儀に遅れちまう!!!」
その声で目を覚ますとまだ日の出前だった。
目の前には金髪で身長の高いイケメンのダックがいた。
ダックは誰とでもすぐ仲良くなれるいい奴だ。
「わかったわかった
今起きるからちょっと待っててくれ。」
ダックも言ってた通り今日は祝福の儀だ。
この世界では15歳になると誰でも協会でスキルを授かることが出来る
それが祝福の儀だ。
孤児でも平民でも貴族でも関係なくスキルを授かることが出来る。
(早く準備しないとダックがうるさそうだな。)
そんなことを思いながらリュートは急いで準備を進める。
準備を終えて、ダックと共に食堂に降りると
すでに今日祝福の儀を受ける仲間はそろってた。
全部でリュートとダックを含めて6人だ。
「俺は絶対に鍛冶のスキルを覚えて世界最高の鍛冶師になってやる!」
「俺は最高のシーフになるのが夢だったんだ。」
「私は聖女様って崇められたいからやっぱり癒しのスキルね!」
「私はすごい魔法使いになって賢者様って言われたいわ!」
「やっぱ男は最強にならなきゃいけねーだろ!!
俺は強いスキルなら何でもありだ!」
「俺もみんなの役に立てるスキルならいいな。」
鍛冶師を目指してるのが、ガンダだ。
見た目は低身長の筋肉質。本人が鍛冶師といえばドワーフだ!
といってドワーフみたいな見た目を真似している。
シーフを目指してるのが、メルト。
メルトは細身で優しそうな感じだ。
聖女希望が、ミーナ。
黒髪でかわいい子だ。
魔法使いを目指してるのが、ヒナ。
茶髪で元気な印象だけど、人見知りのおとなしい子だ。
最強になりたがってるダック。
身長も高いしスキルを貰う前から体を鍛えてるので筋骨隆々
って感じのイケメンだ。
で、最後が俺。
見た目も特に変わったこともなく普通だと思う。
この6人で冒険者になってパーティーを組もうとかなり前から
約束してその約束がようやく果たされる日だ。
朝食を食べて早速協会に向かう。
祝福の儀はもう始まってるようだ。
普段はもっと遅い時間にならないと開かない教会がもう開いてる。
きっと待ちきれなかった人たちにせかされたんだろうな。
すでに並んでる行列に俺たちも加わっておとなしく待つことにした。
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