プロローグ時点での登場人物紹介と補足説明

来世玲王くるりやれお:主人公で異世界転生者。15歳中学3年生の時に母の再婚相手である2番目の父となる死神留目しのかみとどめの1年間にも及ぶ虐待の数々に等々耐え切れなくなり反撃を試みるもかわされ運悪く机の角に喉を打ち付けて死去。享年16歳。尚1歳違うのは胎の中にいた1年間を数え年として計算に入れるため。


母:死神留目しのかみとどめと結婚したが身体は一度も許してはいない。むしろ心すら無い。全てはある目的のため。それに玲王れおをはからずも巻き込んでしまったことには本当に申し訳なく思っている。大聖たいせいが亡くなってから魂が抜けたような感じだったのを仕事に打ち込むことで無理やり気持ちを奮い立たせていた。


来世大聖くるりやたいせい:玲王れおの実の父で物語開始時点で既に故人。享年36歳。玲王れおが12歳の時に消防士として大規模火災での責務を全うし取り残された全ての人を助けて亡くなった英雄ヒーロー。休みの日は玲王れおと共にSRPG《シミュレーションロールプレイングゲーム》信玄公の覇道をプレイする熱狂的な信者ファン。愛読書は世界英雄ワールドヒーロー大全集。


死神留目しのかみとどめ:名前の通り死神のイメージで作りました。妻となった玲王れおの母を手に入れるため邪魔な玲王れおのことを1年間虐待し続けたクソ野郎。殺すつもりなどなく玲王れおが自主的に出て行くようにしているつもりがいつのまにかそれがストレス発散の一端になってたという全く救えないクズ野郎。実はとんでもない秘密を隠して生活している。


セイント・リグレスト:通称セイント様。最近神となる厳しい修行を全て修了し、数多いる神の1人となった元人間。仕事嫌いだが支えてくれているミルルのことは可愛く思っている。おおらかで優しい性格。プロローグ時でのミルルに生まれたばかりの世界のことを教えた張本人でありその世界の創造主で玲王れおの最後の願いを聞き届けた神。


ミルル・アーリヤ:仕事嫌いだが面倒見が良く何かとお節介を勝手に焼きたがる天然ドジっ娘な羽の生えた妖精天使フェアリーエンジェルで神に仕える一族。セイント様が作ったばかりの世界にて、今後、玲王れおにお節介を何かと焼いてくれる予定。


セイント様の作った世界の説明と補足:産まれたばかりと言っていますがそれは現実世界では5年しか立って無いからであり、実際は国産みで国を産み安定させるまでに年月が掛かっているという感じです。その年月の経過は向こうの世界は1年で100年なので5年で500年。奇しくも玲王れおが転生することによって時間と年月が正常に安定したという設定です。

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