第47話 最高の星座
あの日から一ヶ月が経っている。
相変わらず私の頭の中はケンカをしている。
正直、不安じゃないと言えば嘘になる。
連絡をとっていないのは通話記録からわかる。
ただ、あの大丈夫と言ってくれた日も
ダンナからは連絡をしていない。
何か他の方法で連絡をとっているのだ。
もう、悶々とした無駄な時間を過ごすのはイヤだ。
今日聞こう。
ダンナは帰宅後、
トラックの洗車をするのが日課だ。
ご飯の準備が終わったが
まだ帰ってきそうにない。
携帯でサイトを見ていた。
見出しに出ていた
今月最高の星座
私の星座だった。
何気に開く。
占いなんてどれくらいぶりだろうか、
「生活に大きな変化があったあなた。」
「相手を信じる」
キーワードが当たっている。
同じ星座の人なんていくらでもいるだろう
みんながみんな生活に大きな変化があった訳ではないはずだ。
だが、私には当てはまる。
最後まで読んだ。
ただし
「過去の話はNG」
そう書いてあった。
まさに、今日私が読まないといけない占いだ。
嘘みたいだか本当の話しだ。
だから聞かない。
はなちゃんへ
あの日ダンナはあなたに何て言ったの?
あの日何て返事をしたの?
本当に関係は終わったの?
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