第40話 弁護士
11月23日
朝は電話をしているが
15時に電話したのを最後に
ダンナがこの電話番号へかけた履歴は
一度もない。
そして、連絡は取ってないと言い張る。
だが、態度でわかるんだよ。
返事の時、
なぜイラだっているのか?
話しを早くやめさせたいんだろう。
だが、履歴はない。
やってしまった。
もうこれ以上証拠はない。
とにかくダンナにわかって欲しい。
私を深く傷つけている事を
検索してみた。
弁護士、不倫、相談
法律事務所のホームページに相談内容を入れてみた。
しばらくしてカウンセラーの女性から電話がかかってきた。
さすが聞き役のプロだ
優しい声でゆっくりと聞いてくれた。
電話番号から相手の住所等
できるだけたくさんの情報を
入手して欲しいと頼んだ。
料金は5万円。
振り込んだら3週間後に結果を送ってきてくれるという。
人生で1番長く感じる3週間になりそうだ。
はなちゃんへ
しっぽを捕まえた。
もうすぐたどりつけそうだ。
逃がさない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます