第32話 確認

どんなにイヤで帰る家はここしかない。

まだダンナは帰っていない。

ご飯の支度が終わっても帰ってこない。

また考える。

いつからなのか

これだけは確認しよう。

帰ってきてすぐに食事をした。

食事中にはこの話しをしない。

食事後だ。

「いつから?」

「えっ?」

「ハッキリとは覚えてないけど一年経つかな?」

「嘘だね。」

「嘘じゃない」

ポッキーが亡くなった日のLINEを見せようと

検索すると

はなちゃんのところだけ黄色くなっていた。

ダンナの顔色が変わる。

「もうここまでバレたから嘘はいらない。

全部本当の事を話して」

「はなちゃんって誰?」

「まえからLINEをやりとりしているのは認める。

絶対に会ってない 

どこの人かも 

何の仕事かも知らない。」

と言うが

「昼に休憩がある事は、知ってるんよな?

ゆっくり休憩してな、、、私は

なんて言われた事ないけど?」

話しが逸れてしまった。

「ママの事はいつもお疲れ様って思ってる」

確かに言われていた。


はなちゃんへ

あれからダンナとはどんな話しをしてた?

私は夢で何回も死んだ。


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