第29話 逃げた

もちろん、そんな話しは信じていない。

けど、話しが進まない。

沈黙だ。

義母が部屋へ入って来る。

「早くお風呂に入って。」

「はーい」

「ママも来てよ」

そう言ってお風呂へ行った。

私達は毎日一緒にお風呂に入っている。

さすがにそんな気分じゃない。

ダンナは1時間お風呂で待ったが出てきた。

私はすぐにお風呂へ逃げた。

お風呂でじっくり考えた。

最初の誤爆メールから何年経つのか?

違う人だとしたら2人目だ。

少なくともポッキーの死んだ日には

はなちゃんは登場している。

もう何年も続いているんだ。

長いな。

泣いた。


はなちゃんへ

改めて実感した。

ダンナはあなたと別れるつもりがないな。

絶対にあなたを見つけ出す。



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