5 インタビュー3
びっくりされたことはありましたか?
「ええ、実際、あのときのことを思いだすと不思議な気分になりますね。たまたまなんですけれど真っ白い気持ちでいたときにあの付近を歩いていて、それがポトリと一枚の歪な白い板になって落ちてきたときは、えーっ、なんて思いましたけど……。すぐにわかりましたよ。それがこれだって。慌てて、胸を触りましたし……。でも手にとって触れようとしたら、その場で粉になって、風とともに去って行きました。他の人には見えたのかな? どうなんだろう? でも他の人のを見たことがありますしね。意味までは掴めませんでしたけど……。タイミングが、それともシンクロニシティーなのかな……が必要みたいですね。だから、あんまり観測されないんでしょう。それに錯覚だったかもしれませんし……。信じてはいませんが『白』に触れると気がおかしくなるっていわれてるでしょう。ある種の事柄がある種の人たちに起こるって……。問題はそんなに簡単じゃないと思いますけど。リピドーは、まったくもって動力学的エネルギーとは異なります。構築に体系を真似ただけですからね。でも、できあがると、それを逆に見る人たちが現れる。あっ、でも、量子物理の場は、あるって考えてますよね。そもそもの最初は二つの粒子の関係だったものが、ひとつでも、まあ潜在的にですけど、成立することになっていますから……」
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