来世では結ばれますように

エリカ

昭和の女の子とは

ユキコという子


 昭和53年8月、練馬区江古田の産婦人科で産声を上げた私。母は二回目の妊娠で、早産気味だったらしい。

 準備もできない間に破水し、タクシーで病院へ駆け込み、すぐに出てきた私。

 せっかちな性格の私らしい。子宮の中が窮屈だったに違いない。

 そう。とにかく、思い立ったら行動してしまう癖がある。


 この頃の江古田は、商店街も下町の雰囲気で、現在のようなオシャレな街ではなかった気もする。

 

 みっつ上の姉がいる私は、いつも姉の真似をして、姉が私の性格やスタイルの原点でもあると思う。

 

少し、姉についても書いておこう。

 姉は運動は苦手だが、独特の発想と、頭の回転の良さで一目置かれる存在だった。

 学校の成績も抜群。

 先生からも頼られるリーダーシップ。

 私は敵うところが一つもなく、とにかく後を追いかけていた。同学年の子といるより断然楽しい。

 姉は、今でも私の大親友であり尊敬する人である。


私が早熟だったのも、姉の影響がかなりあると思う。

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