Worth
綾日燈花
プロローグ
例えば、知名度も技術もない少年がクレヨンと画用紙で作りあげた何の変哲もない絵。その絵一枚に何千万もの価値があると聞いて、信じますか?信じられない。そうでしょう。
でも、ほら、その一枚の絵に狂わされた人々が蟻のように地面を這いつくばりながら嘆いている。
東京スカイツリーの最上階まで最高潮の気分にさせて引っ張りあげる。そして、そこから安心安全なエスカレーターに乗せて、彼ら自身が気が付かない間に地上に突き落とす。きっと、あなたは優越感に浸るでしょう。自分もそのエスカレーターに同乗していることに気が付かずに。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます