星ヶ崎マホ子のステキな魔法

並平凡

prologue 1.1

 春の夜の夢にしては、やけにはっきりとした夢だった。

 まるで魔法少女のような衣装を着た少女は、満面の笑みを俺に向けると言った。


「一緒に頑張ろう、ネー君!」


 少女の笑顔を、俺は守りたいと思った。


  (overture srart)


 恥ずかしいので、先に言っておく。


「……これは、俺が魔法少女に恋をする物語だ」


あの日出会った、あなたの為に 完

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