『手白香姫の冒険』紀行
清瀬 六朗
第1話 はじめに
大河ドラマには最後にそのドラマの舞台とかを訪ねる一分程度の「紀行」がつきます。
べつに大河ドラマの向こうをはりたい、とか、まねをしたい、とかいう、大それたことを考えているわけではないのですけど。
いま書いている古代史小説『
この『手白香姫の冒険』は、大和平野(奈良盆地)の東側、「
ところが、私は、この物語の舞台に、ずっと行っていませんでした。十年近く前に飛鳥には行ったのですが、このときも一部の有名な史跡を回っただけでした。
この物語に出て来る場所としては、
全体にかなり昔の記憶で書いたので、まちがいもあるかも知れません。それを確かめたいということがありました。
また。
たぶん史実の手白香姫(手白香皇女)がこんなキャラクターだった可能性は低いので、ともかくも
それで、行って来ました。
自分の書いている物語の舞台を、自分で自転車や徒歩で回ってみた日々の記録です。
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