(二)
数日後、俺はメッセージアプリでミカさんにメッセージを送った。内容は「次の日曜にデートしませんか」というものだった。
翌日、返事があった。嬉しいことに、OKをもらえた。行き先は二人が出会った場所、アウトレット
日曜日、俺たちはアウトレットの入口で落ち合った。そしてまず東棟一階のペットショップへ向かった。彼女が猫を見たがったからだ。
ショップに到着すると「私ね、動物を飼ったことないの」と目を輝かせ、昂奮しながらいろいろな動物を見て回った。彼女にとって、ここは「かわいい」が大渋滞している空間だった。俺はそんな彼女からあふれ出る「かわいい」笑顔に大渋滞を見た。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます