第1話 死と新たな生

僕はその辺にいるただの男子高校生『だった』。

成績も平凡で性格も普通だったが陰キャと呼ばれる存在だったが

友達はまあまあいて法だと思っている。



度胸はあまりなく新学期はいつもドキドキだった。

しかしある春休みの日僕は2年生に抜けて学用品を買いに来ていたが

寝不足だった僕は目を搔きながら歩いていた。



それが悪かったのか電柱に築かずにぶつかってしまった。

めまいは少ししたが普通に歩けていたが右原に急激に痛みがはしった。

最初は何かわからなかったがすぐに気が付いた。

今現在の自分自身の状況に・・・・




僕はどうやら刺されてしまったようだ。最近通り魔事件が流行っており

気を付けるようにとネットニュースでいっていた。

正直注意不足だと思った。いつもなら気を付けていたが今日は意識がもうろうとしていてそれに気が付けなかったのだ。



周りの人は通報してくれているがとらえられた通り魔は笑っていた。

正直とても憎く、激しくイライラしたがなぜかあまりに冷静で客観的に

自分を見ている自分もいる・・・

しかし自分が死んでしまうとわかっていたからか友達や家族との思い出がよみがえってくる。新しい2年生のクラスも気になったというくだらない理由でさえ思い出してしまう。しかし幸せな気を記憶ばかり思い出したりはしない。もちろん友達との思い出や

家族の思い出はしっかりと思い浮かぶ。



しかしやり残したことに対する記憶がとても多い・・・

勉強のことや友達関係、親孝行したかなどたくさん思いでしてしまう。だが自分の意識はだんだんと沈んでいき後悔しながら死んでいった・・・




と思った、しかし違った。

気づいたら自分も含めて周りの時間は止まっていることに気づいた。

そして自分の前には何とも言えない人のような異形の者が笑みを浮かべて

存在していた。

まるでビスクドールのような冷酷で無情な美しさの中に蟲毒のような

恐ろしさ、そして笑いながらも何の感情もない目をもった

生き物とも意思を持たない人形ともいえない・・・

まるで神によって造られたかのような存在だった。


そして、その何とも言えない異形の存在は話しかけてきた。

『そなたはその生をどう思った?』

そう問われたとき僕は迷いなくこう答えた






「やり直したい」






なぜこのように答えたがわからなかったがすぐに目の前の存在はこういった






『ならばもう一度チャンスをやろう

         おぬしの中に眠るその可能性に期待して』






その言葉の後、俺の意識はまた消えてった。










?????にて



『なぜおまえはあの魂を?』


『あの魂が一番醜く憎悪に溢れている


そして世界を混沌をもたらすと思ったからだ』



すると人の形をしたものが言った



『なるほどね・・・』と


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異世界?のアリから始まる異世界ライフ @anishakisu147

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