● 三日目




 激しい頭痛で目が覚めた。時間は七時二十二分。もうすぐミウちゃんが来てしまう。

 トランクを開けると一番目立つところに鎮痛剤がある。慣れた動きで飲み下すと、身支度をしようと荷物を漁る。

 化粧するのが面倒だが、今日は手を抜くわけにいかない。少しでも不自然だったらユーマに不要な負荷をかけるんじゃないか、と勝手に心配している。

 思った通り、八時前にユーマがミウちゃんを連れてきた。

 ユーマは喪服みたいな格好だが、それ以外は一見普通に見えた。

 相変わらず、綺麗な人だな。

 そう言えば、明るいところでユーマを見たのは初めてだった。

「ゆうまくん、またね!」

 にこやかに手を振るミウちゃんにユーマは不自然な笑顔を向ける。

「なるべく早く迎えに来るから、いい子にしててな」

 改めて見れば、二人はよく似ている。

「いいから、早く行けば」

「……うん。ごめんな」

 どれくらい預かればいいのか、聞きたくても聞けなかった。そんなことおそらくユーマにも分からないに違いない。

 ミウちゃんが何も理解していないようなのが、違和感があるようなホッとするような、変な感じだ。

 私はつい、ミウちゃんの丸い頭を何度も撫でた。



 いくらなんでもミウちゃんの昼食がお菓子というわけにはいかない。私は彼女を連れて、管理棟兼カフェに向かった。

 まだ近づいてはいけないんじゃないか、とも思ったが、行ってみると何事もなかったかのように多くの人で賑わっている。

 広場では新鮮そうな野菜やパンなどを売る車が出ている。ミウちゃんが嬉しそうにあちこちを指差すたびに私は胸が痛んだ。

「ああ、大津留さん」

 昨日の真面目そうなスタッフさんが私たちを見つけて手を振った。

「そろそろ、お迎えに行こうと思っていたんですよう」

「え?」

「オーナーから、二人にランチを提供するように言われてて」

「……」

「ああ、オーナーって由真さんです、すみません説明不足で」

 自分の推理が当たってもちっとも嬉しくなかった。

 こっちですと案内されたのは管理棟の三階だ。事務所の半分が食堂みたいになっている。

「ミウさんが卵食べられないそうなんで。念のため、ここで作りました」

「ありがとうございます」

 キレイなサラダパスタ風の何かをもらい、ハヤシライス風の何かをもらったミウちゃんの隣に座る。

 ミウちゃんは幼児だとは思えないほど、キレイな食べ方をする子だった。私は介助するつもりだったのにあてが外れた。

 ふと気付くと、初日にゲートハウスにいた中年男性がそばに来ていた。

「この度は、お客様に大変なご迷惑を」

「別に、私は何も迷惑なんてかけられてません。どうせすることもなかったから、いいんです。……それより、ここ、座りませんか」

「……お言葉に甘えて」

 何か話したそうだった男性は、思った通り私達の目の前に座った。

「私は岩上いわがみといいます、ここが開業した時から、ずっとここで働いています」

 言いながら、イワガミさんは、ミウちゃんを優しく見つめている。

「……ミウちゃんを知っていたんですか」

「生まれたばかりの時に、一度、香耶さん、ああ前オーナーが見せに来てくれて、それきりです」

「……色々お聞きするのは、新井さんに悪いですかね……?」

「いえ、むしろ由真さんは話したくないだろうから、私が分かる範囲でお話しても良いと思います。……由真さんが気にしていました、おかしなことに巻き込まれたと思ってるだろうって」

「ホント……こんな時にまで気が回る人ですね」

「由真さんは、そういう人なんです。自分自身が全てキチっと理解できないと嫌なタイプというか」

「私は何でもふわっと曖昧なのがいいです。……ユーマとは気が合わないな」

「……そうは思いませんけどね」

 そこに、さっきの真面目そうなスタッフが通りかかった。

「ああ、佐木さき、ちょっと実有さんを見ててくれないか」

 イワガミさんが呼び止める。

「あ、いや、私が頼まれているから」

「いえいえ、いいですよ、ちょっと大津留さんも休憩して下さい。疲れているように見えますよう」

 サキさんに連れられて、ミウちゃんは下の階に降りて行った。

「実有さんには聞かせたくない話もありますから」

「ミウちゃんが聞いてはいけない話なら、部外者の私はもっと聞いちゃいけないんじゃないですか?」

「……できれば貴方には疲れて帰ってくるだろう由真さんの支えになってもらいたいのです」

「え、いや」

「由真さんが誰かと親しくしているのを見るのは初めてなんです……。でも貴方とは楽しそうにしていた。一昨日、浜で長いこと喋っていましたよね」

「え……全然楽しそうには見えなかったですよ……」

 イワガミさんは首を振った。

「貴方がチェックインした時、何となく心配で由真さんに相談したんです。そしたら様子見てくるって行ってしまって。由真さんがなかなか戻らないから探しに行ったら、二人で話し込んでるのが見えて。二重の意味で安心しました」

「それは……」

「由真さんが誰かと個人的に話をしているのを見たことがなかったから、ほっとしたし、この縁が続けばいいと思いました」

「……」

 イワガミさんは、少し何かを考えた後、話を続けた。

「ここは由真さんの両親が、親から相続した土地で始めたキャンプ場だったんですが、由真さんはほとんど近づいたことがなかったし、香耶さんが後を継いでからも来たことはなかったと思います」

「……」

「だから香耶さんが亡くなって、由真さんが継ぐって言い出した時は、従業員も親類も皆、とめたんですよ、そもそも香耶さんが亡くなったその場所ですしね」

「お姉さんは事故?」

 やはりご存知でしたか、とイワガミさんは溜息をついた。

「今でも真相は分かりません。でも由真さんは自殺だと思っている」

「……」

「原因は自分だと思っている」

「どうして」

「……ここのスタッフは皆知っていることだから、お話ししてもいいと思うんですが、小森谷陽司という人は……元々は由真さんのストーカーだったんです」

「は?」

 一瞬意味を掴み損ねた。……どういう意味?

「陽司さんという人は、由真さんの大学の教授の息子なんです。で、研究室に出入りするうちに由真さんを見染めて、でも由真さんは相手にしなかった。そうしたらあの人は何のつもりか、今度は香耶さんに言い寄るようになって。ここでも時々見かけていました」

「あの。そんな話私が聞いていいんですか」

 イワガミさんは構わず続ける。

「でもなぜ香耶さんが絆されてしまったのかはよく分かりません。誰も口にはしなかったけれど、結婚に賛成だった人はいなかったと思います」

「……ユーマは」

「由真さんは……結婚したことを香耶さんが亡くなるまで知らなかったようです。……それだけ二人は疎遠でしたから」

 だから、ユーマは、……傷ついたのかもしれない。

 イワガミさんはテーブルの上の自分の手ばかりを見ている。

「香耶さんが、夫の気持ちが自分にあることを苦にして自殺した、と由真さんは思ってるんです。……でも私らはそうは思わないんです。香耶さんはそんな繊細なタイプじゃなかった。そんなことを思うくらいなら、最初から結婚なんかしないはずで、だから事故に決まってるんです」

「……」

「今回の陽司さんの転落事故も、今回はちゃんと目撃者がいて、事故だったと分かっているんです、馬鹿みたいに身を乗り出していたところを見られている。それなのに由真さんは自分のせいじゃないかと思っている」

「どうして」

「直前に由真さんが陽司さんを厳しく責めたからです。アイツは何のつもりか由真さんに迫った、だから由真さんが怒って……。……私はそれを見てしまって……。……由真さんは絶対それが理由で自殺したんだと思っている」

 もう何が何やら分からなくなった。脳が何も受けつけられなくなっている。

 ……これも死が連鎖していると言うんだろうか。香耶さん、うちの父親、小森谷陽司という人……。

 イワガミさんは、次はユーマだと思っているんだろうか。

「どうか由真さんをお願いします。できたら由真さんを少しでも楽にしてあげて欲しい」

「そんなこと私に出来るわけないじゃないですか……」

 イワガミさんは本気だと分かる厳しい顔をしている。

「どうぞあの人を助けて下さい」

 どうして知り合いたての私が何とか出来ると思うんだろう。

 話を聞いてしまったことを心底後悔した。



 ミウちゃんはバルーンアートの犬と兎を持って大喜びだった。サキさんは子どもの扱いに慣れている。ミウちゃんはすっかりご機嫌だ。それを見ていると、胃がシクシクした。

 どうしてユーマは最初からサキさんに預けなかったんだろう。その方がミウちゃんにとっても良かっただろうに。

「あ、はなちゃん! みう、おそらにいきたいんだよ、はなちゃんもいっしょにいこう!」

「え」

「ああ、違うっす、いやあ、実有ちゃんは海に行きたいって言ってるんです」

 どうしてそんな間違いが?

「はなちゃん、いこういこう!」

「うん、行こう」

 この子は誰が引き取るんだろう。普通に考えたら、小森谷夫婦だろう。でもあの夫婦の取り乱し方を思い出すと、嫌な予感もする。

 ミウちゃんと手を繋いで砂浜へ向かう。昨日とほとんど変わらない場所のはずなのに、昨日とはあまりにも違うように見えた。

 そう言えば、ここは海風が弱い。奥まった湾だからだろうか。それでもミウちゃんの持つバルーンが気になった。

 砂浜には大勢の客がいた。その中に、場違いな人間が立っているのが見える。

「ああ、ゆうまくんだ! ゆうまくーん!」

 突然ミウちゃんが走り出す。手から離れたバルーンを慌てて追いかけながら、私はどんな顔を作るか考えた。

「……こんなところで何してるの?」

「いや、ちょっと一人になりたくて」

「あの日の私みたいに?」

「あれは……邪魔して悪かったな」

「……イヤミを言うつもりじゃなかったの。でも……私達が邪魔なら」

「いやいい。ここにいてもしょうがないのは分かってるし。……ただ、実有はこれからどうすんだろとか思ったら、ちょっとね」

「じいじとばあばが引き取るんでしょ」

「……順当にいけば」

「順当にいかない場合があるの?」

「いや、ない。……ないと思うけど」

「じゃあ、気にするようなことは何もないでしょ」

「とりあえず今はね……」

 本当は色々もっと聞きたいことはいっぱいあったが、ユーマを傷つけずに話をする方法が分からなくて、結局言葉を飲んだ。

「じゃあ、まずは実有を連れてくわ。教授達も荷物を取りに戻ってきているだろうから」

「うん……ちょっと待って、私も行く」

「え、なんで」

「お二人に……もう一度会いたいの」

「どうして」

「何となく」

「……止めた方が」

「いいの。大丈夫」

 私がユーマを一人で行かせたくないと思っていることが本人に伝わってしまったようだ。

「……やっぱり岩上さんに何か言われたな」

「別に何も、大したことは言われなかったけど?」

「……ホント、ハナって変なヤツだな」

 そっちこそ大概だから。そうは思ったが言わなかった。

「ミウちゃん、じいじとばあばのところ戻ろう」

 気が付けば、ミウちゃんは少し離れて大きな砂山を作っていた。

「おやまー!」

「すごいね、こんなに高くするの大変だったでしょ」

「うん!」

 砂を払うと、ミウちゃんは素直に戻ってきた。当然のように私とユーマの間に入り両手を繋いだ。

 この子にはもう両親がいない。それが胸に迫ってきて辛い。



 シズノさんはたった一日で何年分も年老いたように見えた。

 二人のテントは私とは敷地の反対側、ゆったりとしたログハウス調の建物だった。中にはシズノさんしかいない。

「ハナさん……今日もありがとう」

 シズノさんはとても静かに対応してくれた。

「さ、実有、ばあば達と帰ろうね」

「えっもうとまらないの?」

「そうよ、やらなきゃいけないことがたくさんあるから」

「えーみう、かえりたくないよー」

「ごめんね。また……機会があるから」

 ミウちゃんはこの歳頃の子らしくなく聞き分けよくうなづいた。もしかしたらミウちゃんも何か感じているのかもしれない。

「……どうぞお気をつけて」

 絞り出すように言ったユーマにシズノさんはそっと言った。

「私は由真さんが悪いとはこれっぽっちも思わないの。でも、あの人はまだ冷静になれないかもしれない。成さぬ仲の私とは違うわ、ごめんなさいね」

「…………」

「人の気持ちは無理強いしてどうにかなるものじゃない。それはあの人も分かっている。……そしておそらく陽司君も分かっていたはずなの……」

「……」

 ……まるで事故じゃないみたいじゃないの、二人とも。私は苛々した。

 シズノさんはさらに続ける。

「でも……必ず理解するはずだから、だから待っていてね。実有にも必ずまた会わせるから。だから気に病んで……今度は貴方、なんてことになるのは絶対やめてね」

「私には責任がありますから……」

 ユーマは無表情にそれだけを言った。

 シズノさんはユーマをじっと見つめるも、それ以上は何も言わなかった。

 代わりに私に深く頭を下げた。

「ハナさん、どうか由真さんをよろしくお願いします」

 え? 私?

「……ハイ……」

 私はただの客、ユーマを託される立場にはないけど。

 でも、そうなりたい、とは思うから、素直にうなづいた。



 テントまで送ると言ったユーマに、砂浜に戻りたいと言って怪訝な顔をされた。

 何のために、の問いには答えず、私はのろのろ歩きながらこの数日間について考えた。

 すぐには良い考えは浮かばないが、これからやらなければならないことは分かっている。

 それをユーマに伝えるために、砂浜に戻る。

 あの場所は私にとって、特別な場所になったから。

 足元ばかり見て歩いていたから、私は砂浜に着くまで気付かなかった。

 顔を上げると海の上に大きな夕日。あのポスターに写っていたのと同じ、赤というよりむしろ赤紫のような太陽。

「どうして、あんな色なの?」

 私は立ち止まって吸い込まれるようにその色を見続ける。

 ユーマは少し前で足を止めたが、すぐにまた歩き出した。

「知らないよ。……時々、あんな風に見える」

 ユーマは振り返らない。

 今度はユーマの影が、夕空を背景に浮かぶ。

「……あのね、ユーマ」

「この後、どうすんの」

 私が思い切って話し出すのと同時に、ユーマも口を開いた。

「何?」

「ユーマが先にどうぞ」

「いや……明日、朝チェックアウトしたらどうするのかなって、いや別にオレに関係ないっちゃないんだけど」

「実家に帰る。だってもう行く場所はそこしかないから」

「……そう」

「荷物、一方的に送りつけたし。多分お母さん困ってると思うんだ。業者が私の荷物を置いて行ったのに本人がいないから」

「……うん」

「そして片付けが終わったら……」

 思わず息を止めた。目の前の夕日が眩しくてせっかく勇気を出そうとしているのに水をさされたような気がする。

「何?」

「私、ここに戻ってくるわ」

「え? どうして」

「……ユーマが心配だから」

 嘘じゃないけど、正しくはない。

「大丈夫だよ……こう見えて、めちゃくちゃ強いから」

「全然そう見えないよ」

 ふっと目があった。ユーマの顔はとても複雑な笑みを作っている。

「……うん、でも、嬉しい。ハナが、また来てくれたら」

「ちっとも嬉しそうじゃないんだけど?」

「嬉しいよ、そりゃ、まあ……でもハナにはハナの……色んな事情があると思うから……うん、ハナが無理する必要はない……」

「無理なんかしてないよ」

 ただ、私がユーマのそばに戻って来たいだけだから。

 ……どうしよう、私、ホントにユーマが好きだ。

 …………。

 私たちは並んで歩きながら、おそらく全然違うことを考えているに違いない。硬い表情のユーマを横目で見ながら、私はそっと息を継いだ。

「……変なことに巻き込んでごめんな」

 私は思わずグラッと目眩を感じて立ち止まる。

「だから、それは別にいいって!」

「よくないよ」

「いいの……本当に。……確かに、とんでもない休日を過ごした気はしてる。でも、おかげで、自分の素直な気持ちが見えた」

「……」

「ユーマは聞きたくないかもしれないけど、私、言っておきたいことがある」

「……何」

 ユーマの無表情が崩れて、少し怯えたように見えたが、私は気付かなかったことにした。

「私、ユーマが好きなの」

 ユーマは明らかに突然刺されたみたいな顔をしている。

「ごめんなさい、こんな時に不謹慎だと思う。でも言っておかないと、このあとの話が続けられないから」

「……」

「私、退学を取り下げるつもり。私の成績なら奨学金の対象になるって言われてたし、何とかギリギリまで足掻いてみるつもり」

 ふわっとひんやりした風が流れる。

「……ユーマ、あの時、どっちにしろ後悔するから楽な方を選べって言ってたよね。私は、このまま抵抗しないで諦める方が、より辛い気がする。どうせ後悔するなら、遠くでユーマを心配するんじゃなくて、そばでユーマを守りたい、と思う」

「……楽な方を選べって言ったんだけど」

「私にとっては、これが楽な方だよ」

「……」

 ユーマは何も言わないで水平線の方へ視線を向けたまま固まっている。

「……ごめん、私までユーマに負担をかけて。自分勝手だよね。でも、大学に戻ろうって思えたのは本心だし、そのきっかけを貰ったのは本当だから、ユーマには感謝してる」

「……」

 これ以上、ここに止まっていたら、よりユーマを追い詰めるんじゃないか、と思い至る。

「じゃあ、また……ありがと……」

 私はユーマに背を向けた。

 ユーマが私の腕を掴んだ。

「言いっぱなしは『フェアじゃない』だろ」

「……」

「……ハナにそう、言われるのは、正直すごく嬉しい。……でも、絶対、後でハナは後悔するから……。……でも……とりあえず、ここで待ってる……」

 振り返るとユーマは笑っているんだか泣いているんだか分からないような変な顔をしている。

 後悔なんかしない、そりゃ険しい道を選択したとは思うけど。

 でも、絶対後悔なんかしない。

「で、卒業したら、この町に就職するわ。ここ、医者少なそうだもんね」

「……」

 ユーマは泣いているような溜息をついた。

 私は視線を空に向けた。

 夕日が完全に海の下に沈んでも、空は赤く照り返している。私はこの色が好きだ。ちょっと不安になるくらいの赤と青が混ざり合う。

 横目で見ると、ユーマは俯いて苦い笑いを浮かべている。

「私、またここで、この空を見たい」

「……そう」

 私はユーマと手を繋いた。

 ユーマは何も言わなかった。

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