創作者が筆を置く理由。なぜ彼は「当て馬」という言葉を使ったのか
文字塚
第1話 旧なろうコン一次を通過したけれど
・単独のエッセイとして投稿しますが「なろう歴7年ぐらい休んでいた奴の呟き」同じく「カクヨム歴2年ぐらいな奴の呟き」の一部。
□カクヨムコン短編部門中間選考突破。しかし困った、長編にするつもりだった
カクヨムコン中間選考通過作品「Sランク冒険者殺人事件」は現状、カクヨムオンリーな作品です。
「公式の中は慌ただしい」も同様ですが、これは手間だったから結果論(笑)
カクヨムコン8短編部門に参加したので、まずはカクヨムオンリー。落選したら中編長編と広げるつもりでした。
感想欄でも続きが読みたいといただいたりして、期待に応えられるかはともかく、私なりに笑える作品に仕上げる予定でした。
熱い話から悲哀を感じさせる情感豊かな作品まで、物語を紡ぐつもりでした。
しかし通過。
お陰というか、結果的に今は書かなくていい、という状況になりました。
□前置き
私はなろうカクヨム共に、フォロワーさんが二桁なユーザーです。
フォローも同様。
「RTした人の小説を読みに行く」というハッシュタグを使った、読む系企画者ではありますから、最近読んだ作品はそこそこ多い。
カクヨムコン8は、私が創作界隈に復帰した時期に始まりました。
十年ぐらいの活動で、大抵放置勢です(笑)
そのカクヨムコン8、お知り合いのユーザーさんの作品が長編短編問わず、中間選考をひとまず通過したことをとても嬉しく思います。
何より、私が読んでレビューや評価、感想を残した作品が通過した姿は、ある種の物語ようでありました。
特に思い入れが強い作品がいくつかあります。
作品自体が高度で、レビューを記せなかった作品。
あるいは私が空気も読まず、笑いに走ったネタレビューを記させていただいた作品。
こちら私のレビュー一覧で確認出来ますので、よければご覧下さい。
真面目系なものも記し、皆さんが通過したことはとても嬉しいですが、ネタレビュー書いて「コンテストで中間選考通過出来なかった」となったら、私の立つ瀬がありません(笑)
そのユーザーさんに、私は作品の中間選考通過を「今日一のニュースです!」と祝福させていただきました。
ご本人も、コンテストのシステムなどから通過の期待はしていなかったようで、驚いていました。
正直、中間選考はおおむね実力者が残ったという印象です。
中間選考を通過出来なかった作品は、何かが物足りなかった。
読む系企画者として、その線引きは残酷な程理解出来ます。
それがなんなのか、受け止め悩む機会と捉えて下さい。
今回はそんなお話。
□前段。書けない自分が一次通過してしまった
私はかつて、旧なろうコンに参戦しました。
2013ですから、十年前になりますね。
そして一次を通過。
「Transparent Dark」という作品になります。
なろう、カクヨムに今も掲載中で、こちらなろうSF空想科学で日間5位に入ったことがあります。
しかし、私は二次通過出来なかった。
通過した際掲載していたのは「一章」部分のみ。
物語は始まったばかり。インドにある、とある正体不明の塔で、主人公が探索している箇所しか掲載していない。
今は完結させた作品で全160話、約31万文字に及ぶ長編です。
通過の知らせを見て、震えるような思いをしたことを覚えています。
なぜなら、今回のカクヨムコン8同様「参加したこと自体忘れていた」から(笑)
今回は参加自体は覚えてはいました。短編に応募し、中間選考の発表を忘れていたことになります。大体KACが悪い(笑)
※KAC。カクヨムさんの777文字以上という掌編作品投稿イベント
中間選考発表日は、
「WBCの決勝戦だな。後で観よう」
私にとってはそんな1日のはずでした。
今回は正直、中間選考通過と確認し「なるほど」と、至って普通に受け止めています。
今は他のコンテストにも参加していますし、短編ですから労力が異なります。
しかし2013の旧なろうコンは話が違う。
そもそも一章しか書いていない。
それが「通過してしまった」のです。
正直大慌て。
先の見通しは一応ありました。
ですが、ぶっちゃけ「元はネタ小説」
いわゆる小咄みたいな作品を想定していまして、それを大風呂敷広げるよう描いていました。
そもそも最後に「なんでやねん! やめさせてもらうわ!」で終わるお話。
しかしとにかく通過してしまった。
時間、体力、何より筆力、全て足りない状態で。
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