第8話 大好きな彼女と……

「裕也くんっ……ちゅっ、んちゅっ……好きっ、大好きっ」

「俺も大好きだよ、夏美っ……」

「嬉しいっ……ちゅっ」


 現在、俺たちはラブホテルの中でキスしていた。

 俺たち以外は誰もいない。

 二人きりだ。

 久しぶりに夏美とキスしたけど、やっぱり気持ちいいなぁ。

 

「ちゅっ、んちゅっ、裕也くん……好きっ、大好きっ」

「ほんと? 俺のこと大好き?」

「うん、大好きだよっ、世界で一番愛してる」

「ははっ、ありがとうな、夏美。俺もお前のこと世界で一番好きだよ」

「えへへ、嬉しいっ……ちゅっ、んっんっ……ちゅっ」


 熱いキスを続けながら夏美の服を脱がせる。

 やっと夏美は全裸になった。


 全裸になった夏美を見て、俺はゴクリと喉を鳴らす。

 夏美の体は本当に綺麗だな。

 あとエロい。


「夏美っ……俺、もう我慢できないよ」

「アタシと最後までしたいの?」

「うんっ、したいっ……今日は生でシようぜ」

「え……? な、生……?」


 俺の提案に夏美は目を見開く。

 混乱している様子だった。


「なぁ頼むよっ、今日は生でシようぜ、夏美っ」

「さ、流石に生はダメだよっ……赤ちゃんできるかもしれないし」

「は? なんでダメなんだよ? お前、颯太とは生でシたことあるんだろ?」


 俺がそう言うと、夏美は驚愕に満ちた表情を浮かべる。

 動揺しているように見えた。


「颯太には生でヤらせてあげたのに、なんで俺はダメなんだよっ」

「っ……ちょ、ちょっと待て。裕也くん、アタシと颯太くんが生でしたこと知ってたの?」

「ああ、知ってるよっ。お前らが生でシてる動画観たからな」

「っ……アタシたちが生でしてる動画見てたんだ。うぅぅ……恥ずかしいよっ」


 夏美の顔は真っ赤になる。

 耳も真っ赤になっていた。

 恥ずかしいんだろう。


「颯太くんと生でしたこと怒ってる?」

「いや、全然怒ってないよ。むしろ、興奮しちゃった」

「えぇぇ……自分の彼女が他の男と生でシてたのに、興奮しちゃったの?」

「うん、めっちゃ興奮しました」

「……この人、変態すぎるよっ」


 夏美は「はぁ……」とため息を吐く。

 呆れている様子だった。

 

「ごめん、夏美。やっぱり俺怒ってる」

「え……? 怒ってるの?」

「ああ、俺めっちゃ怒ってるっ。なんで颯太と生でシたんだよっ」

「っ……ごめんなさいっ、もうしないから許して」

「許してほしい?」

「うん……」

「なら生でヤらせてくれ」


 俺がそう言うと、夏美は「え……?」と声を漏らす。


「な、生……?」

「ああ、生でヤらせてくれるんだったら、今回のことは許してやるよ」

「ほ、ほんと? 生でヤらせてあげたらアタシのこと許してくれる……? これからもアタシのこと愛してくれる?」

「ああ、もちろんだ」

「……」


 夏美は黙り込む。

 悩んでいる様子だった。

 しばらくして彼女は口を開いた。

 

「……分かったよ。生でヤらせてあげる」

「え? マジで? いいの?」

「うん、いいよ。たくさんアタシのこと生で求めてぇ……」

「お、おう……」


 今日、俺は大好きな彼女と生でシた。

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