第二十三話 後編

「そんなことないと思うけどな、別に普通だと思うぞ。それよりお前こそ結構かわいいところがあるよな、初めて会ったときから随分と印象が変わった」


「先輩のおかげですよ、私は先輩のおかげで変われたんです。先輩は私のことを救ってくれたヒーローです!」


 白は屈託のない笑顔で俺を見つめてくる、その笑顔は眩しくとても可愛かった



「……ヒーローか、正直そういうのはよく分からないな。だが俺も白には救われている部分があるんだよな、白がいるおかげで退屈しない日々を送れてるわけだし」


「それは良かったです、これからもずっと一緒にいて下さいね?約束ですよ?」


「ああ、もちろんだ」


「嬉しいっ、大好きです先輩……!!」


 しばらくして雨が止むまで俺は白と一緒にいたのだった

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