第1話「依頼1」
朝のホームルームが終わり1限目の準備をしようとした時、「ケーイお客さーん」と声が聞こえた。声の主は同じクラスの
「はっ初めっまして・・わっ私2年C組の
第一印象は身長が小ちゃい。あと声が小ちゃい。そうさせる何かがあったのだろうか。
「3Aの
なるべく刺激しないように優しくそう尋ねた。
「はい・・・お願いします・・・」
「わかりました。とりあえず1限目に遅れると悪いので昼休みにクラスと名前、希望の日時を記入した紙を持ってきてください。紙はなんでもいいので」
可能ならいち早く助けたいけど授業に遅れて怒られるのはこの子にとっても俺にとってもデメリットしかない。コクリと頷き
さて1限目なんだっけ?と気持ちを誤魔化しながら笑い声がする教室の中へと入っていく。
この当たり前の笑い声ですら人を傷つけてしまうんだろうか。
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