2日目 意欲が湧いたなら
例の
小説は何かと教えられた娘がこんな提案をしてくれた。
「おはなし、かくひとになったら? おうちでおしごとできるやん」
これは突拍子もなく、子供の純粋なまだまだ大人の世界や生きていく世の厳しさを知らない発言ではあったが色々な事に疲れていた私にはとっても素敵な言葉で、今の職場で居場所もわからず人の目を気にしながら色々事情のある娘を同伴して仕事をしている私にとっては、とても優しい言葉だった。
勿論、物書きで食べていける人は一握りで計り知れない努力の上で成り立っているだろうし実際問題「あ、じゃあ小説家になります!」てのは夢のまた夢なのはわかっているのだけど何か、こう、大人の常識とかにかぶれてない純粋な娘の提案はとにかく優しかった。うれしかった。
「うん、良いなそれ。じゃあ頑張ろうかな〜そうしたら家で過ごせるし自由や」なんて冗談まじりで二人で笑いながら話した。
まぁ、娘の優しい言葉をそのまま実現はできないけど、息抜きというか趣味ということで物語を紡いでも良いんじゃないだろうかと意欲が湧いてきた次第です。
昔、日の目を見なかった私の小説を今度は大人の視点で校正して改変して完成させるべく当時は知らなかったウェブ小説という場に出場させてあげたい気持ちもでたし。
でも、お気づきだろうか……
中二病爆発の魔小説を自分で読み返し校正するという非常に羞恥心を大爆発させる行為がこのあと待ち受けていることを。
今となっては内容もほとんど忘れているけど、きっと書いてある。
「く、右目が疼くぜ!」みたいなセリフや「ここは、俺に任せろ!」みたいなセリフにキラキラネームのキャラクター達がびっしりと書いてあるはず。
そして、意味をはき違えて使われている単語たちが居る。きっと。
あ、あと小説の登場人物のイメージイラストは謎に目つきが鋭くカッコつけた二枚目風の男の子や何故か巨乳のお姉さんがへったくそに描かれているはず。
イラストは片目が前髪か装飾で大抵は隠れている。
なぜかって? イラスト技術が未熟すぎて片目しか描けないのさ!
こりゃ、もう笑うしかないな。
とりあえず、この日は自宅に帰宅した。
唯一救いなのは娘が小説の音読をしてほしいことを忘れていることだろうか。
これ以上ダメージを受けたら、恥ずかしくて寝込むだろう。
今日はここまで
◇◇◇◇◇◇
2日目 反省点など
・2回目にして、早くもどう書いたら良いか迷子になってきたこの記録すら。
・
・もう、何か迷子色々まいご。
頑張れ自分!
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