8ロード シーズン1

@sin0066

第1話  夕暮れ時

バチッ!

勢いよく顔をビンタされ1mほどふっとんだ。

ドンガラガッシャンッ!!

机が散乱し教科書や筆箱がばらばらに散る。


いじめっ子1「おい、だっせぇ。あいつ吹っ飛んだよww」

鼻高く笑った。


いじめっ子2「まじおもろいわー、こいつ飽きんわwww」

とそこに...


先生「何をしてる!!教室で!!」

大きく怒鳴った。


いじめっ子1「遊んでただけですよー、先生w」

先生「そうか、あまり騒ぎを起こすんじゃないぞ」

見捨てるように言葉を吐いた。


いじめっ子一同「はーいww」

いじめっ子1「弱虫、おまえ助かったなww」

いじめっ子2「そろそろ受験が近いし鬱憤晴らしにまた殴らせて貰うわw」

ケラケラと笑っていた。


弱虫「いててっ、くそあいつら...」

聞こえないようにボソっと呟いた。

キーンコーンカーンコーン


先生「ほら、くだらないことしてないで早く片付けて席に着きなさい!」

一同「起立!気をつけ!礼!」


教室はいつもより静かに感じた。

先生の教室内に響くくらいの声、ノートに書き留める音、教科書をめくる音。

先生「おい、いつまで寝てんだ起きろ」

耳元ではっきりと聞こえた。

弱虫「はっ、ごめんなさい!」

とっさに出た言葉だ。


先生「みんな立ってるんだからお前もたて」

弱虫「はい...」

一同「起立!気をつけ!礼!さようなら!」

最後の授業が終わり一斉にみんなが帰り始めたり部活にいく生徒もいた。

弱虫「僕も帰らなきゃ、あいつらに絡まれる前に...」

急いで教室をでた。


外に出ると夕暮れ時でオレンジ色の空が広がっていた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る