エピソード36 大作戦の後のバカンス(前編)
EAGLE基地への奇襲作戦は様々な犠牲と激戦の果てに成功し、兵士達とリヒトの活躍によりHOPPER始まって初の一つの大型基地を破壊した。
作戦終了後、亡くなった兵士の親族への報告や弔いをした。
その一連のものに参加し、亡くなって嘆き悲しむ親族の姿や仲間達の遺影を見ながらこの想いは絶やさないという覚悟とあんな風に悲しむ残された人達が戦う度に増えて行くという事実を突きつけられ考えさせられた工義。
そんな風に戦いの爪痕の整理や実働部隊兵士達の様態の管理などして作戦が終わってやることがありそれをこなして行く毎日が過ぎて行き、その間EAGLEも何か怪しい行動なども無く日々が進みやられて負傷していた者達も徐々に回復して行き、湯治と隊員達の心と体のリフレッシュに
温泉がある海の付近にある旅館で指揮官の灯が探した所良い場所を見つけたのでHOPPERと言う組織の中で一番偉い人にこの件を灯が話したところ了承を得た上に旅費も出してくれるという手厚い対応を得たのでHOPPERのメンバー全員のスケージュールを抑えてバカンスに二泊三日行く事が決まった。
それから皆、仲間を失った悲観的な空気からこの旅行の事について話すようになり、だんだん明るくなって行き、旅行に行く準備やどこに行くなどの話し合いをしているうちにあっという間に時は流れて…
旅行当日を迎えた。
仲間達の支度の確認取ったり留守の間の基地の防犯システムを起動させて見つからないように基地自体を擬態させたりなどして防犯対策とEAGLEの関係する者達に見つからない対処を施し、何かあった時の為に金属探知などから感知されないアタッシュケースにHOPPERPOWERを収納して工義は荷物の中に混ぜる。
出掛ける準備が完了したところで新幹線に乗る為に駅へ徒歩で向かった。
無事に駅に着き、ここから二手に分かれて目的地へ行く。
その理由は…
チケットが一つの新幹線で取れなかった事と行く人数が多いからである。
最初の新幹線に乗るのは
灯、光、和也、工義、指令室のメンバー全員。
二つ目の新幹線に乗るのは
元輝、以下残りのメンバー
という構成だ。
新幹線移動して
先に到着した工義一行は先に三日間泊まる事になる旅館にチェックインしにまずは向かった。
スマホの移動専用マップを灯が見ながら捜し歩き、少し遠回りになったが無事に着いた。
付いた先に広がっていたのは綺麗な海だった。
サマーシーズンじゃないのであまり混んではいない上今日の天気は晴天だった。
その風景を見て段々テンションが昂って来た一同早速海に行って見たい気持ちを抑えながらまずは海の近くにある旅館委チェックインをして荷物をこれから泊まる部屋に置いてからにするという風に行く前に決めていたのでその通り行動する。
旅館に入ると女将さんと仲居数人が出迎えてくれた。
「良くこの辺鄙な所へおいで下さいました。いらっしゃいませ。」
「いらっしゃいませ。」
と女将さんが言ってから少し遅れて仲居さん達が合わせて言う。
その出迎えを受け、メンバーを代表して灯が話す。
「これから数日お世話になります。まだ予約した他にも連れが居るのですが今はここにいるメンバーで来たのでチェックインと荷物を泊まる部屋に置きたいんですけど良いですかね?」
「はい。チェックインを済ませて頂いた後ならご予約のお部屋のご用意はすでに出来ておりますので可能になっております。」
「ではチックインをするにはどうしたら?」
「それでしたらこちらになります」
と女将さんの案内でチェックインをする灯。
チェックインを終えると早速仲居さんが今回泊まる部屋へ案内してくれた。
部屋のふすまを開け、部屋の中を見せる。
旅館の雰囲気にますます内心テンションが上がっている面々。
案内を終えると作法通りにして仲居さんが去る。
早速荷物を置き、荷物の中から今使う物だけを鞄から取り出して早速この旅行の責任者の灯は他のメンバーを待たないといけないのでそれ以外のメンバーは各々自由に過ごし夕ご飯の時間までにホテルに戻るという事になっている。
早速自由時間を始める。
光は常に研究と開発で全然休めていないので持ってきたビーチパラソルを海で遊びに来た工義と和也に組み立てるの手伝わせ出来たビーチパラソルの中でビーチベットを置き光自身はサングラスと麦わら帽子を付けながら自分の愛飲している飲み物を飲みながらゆったり過ごすことにしていたり、ありきたりに海で遊ぶビーチボールに勤しむ工義と和也や砂遊びに勤しむ女性メンバー達。
昼間から近くのコンビニでビールを買い海を見ながら飲む者などをして時間を過ごした。
その後、無事もう一班が現地に到着し、夕飯の時間になるまで各々交流したり、遊んだり、ゆったりしたりして過ごした。
夕飯を食べる部屋にて
集まった全員の中心に立ち挨拶を始める灯。
「今日から後、二日間ここにお世話になる周りの人や仲間や旅館の人の迷惑ならないように大いに楽しんだりくつろいでくれ。因みに、この旅館の強みは海風を感じながら天然温泉を堪能できる。なので夕食後に堪能する者は堪能してくれ。とりあえずこの旅行で皆が日頃の疲れを癒し、リフレッシュをしてこの旅行がのちの良い思い出になる事を願って乾杯ー!といただきますー!」
と挨拶を終えると各々夕飯を食べ始めた。
メニューは白米と味噌汁にこの土地で取れた野菜と自慢の魚介類のふんだんに使った料理の数々だ。
話ながら食べたり、料理の味を堪能したりと様々に過ごしてとりあえずご飯の食器を片付けるまでには皆、食べ終え初日は移動と途中の過ごし方で体力を使って翌日に向けて早めに眠りにつく者、温泉を堪能する者、夜更かしをする者など各々の夜を過ごしていき、初日の夜は更けて行く…。
そして翌日
朝食を食べる者は朝食を食べに置き、朝食がいらない者は部屋で寝て過ごしていた。
その頃、工義は
毎日の日課であるランニングを和也と一緒にやり終えて旅館に帰って来たところだった。
「和也さん。このままお風呂がてら温泉を満喫しに行きますか?」
「お、いいね!行こう。工義」
「はい。」
と言ってそのまま朝温泉を満喫しに行ったのだった。
こうしてHOPPERメンバー達によるバカンスはまだ始まったばかりだ。
続
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