エピソード22 HOPPER  VS EAGLE攻防戦七

リヒト対クロウの戦いが終わり、和也がEAGLE基地内に居るHOPPERメンバーに通信をしてから二十分程経ち

無事に桜一文字が無事EAGLE基地から脱出して追っても無かったのでHOPPER基地に戻る道中にあまり人気の無い森に降りてHOPPER基地に現状を報告する為に通信の申請をHOPPER基地司令官室にした。


HOPPER基地司令官室にて


「通信が入ったか。嬉しい報告だと良いが…」

「こちら、桜一文字。声は聞こえるか?」

「聞こえているぞ。現状を報告してくれ。」

「和也殿の予想通り、工義殿が敵の幹部にやられていたので殺される寸前を渡しが間一髪のところを阻止した。」

「それは良くやったぞ。」

「そしてその後無事救出して、光殿の自信作のHOPPERTHEVEHICLEの戦闘モードや私の性能アップした武器での遠距離攻撃、光殿が開発した新兵器の高火力追尾型爆弾のお陰で敵の幹部消息不明に追い込んでその後、和也殿達と合流し、物資をちゃんと受け渡しして先程工義殿をHOPPERTHEVEHICLEに乗せてEAGLE基地から脱出したところです。」

「そうか。災厄は免れているのか良かった。では、そのままHOPPER基地に無事に帰って来てくれ。」

「承知。」


とやり取りをし通信を切って灯は一息を突く。


「あぁ…良かった。まだ希望は潰えてはいないか。」


と一人呟く灯であった。



EAGLE基地内通路にて


「隊長、良かったですね。愛用のスーツが帰って来て」

「あぁ、やっぱり俺もこれを着る方がしっくりくるしより戦える気がするよ。」

「やっぱり隊長はその姿じゃないとですね。確かに今の最高戦力はアイツかもしれないですけど。それまでは最高戦力は隊長でしたもんね。」

「おいおい、そんなにおだてるなよ。ただ倒したキメラ生命体の数や仲間達のお陰でこれまで生き残って来たってだけだ。まぁ、リヒトが居たから完全に使い過ぎてガタが来てたのに無理させちまって完全に工義を救出する時に敵と戦いが終わってから起動しなくなったからこのままじゃヤバいって時にその作戦で助けた奴が前線でここまで頑張ってくれたんだ。恩返ししないとな!」

「それじゃ隊長の久々の活躍期待してます。」

「過度にはあてにするなよ。それにお前も頑張れ。」

「分かりました。」


などと雑談しながら移動して少しするとキメラ生命体【スクワロル】と戦う正式入り口方向を担っていた部隊と無事合流出来た。


「助太刀に来たぞ!」

「隊長、ありがとうございます。手を貸してください。こいつ厄介なんです。」

「な、なんだと…。まだ他にも居たのか…侵入者。」


とHOPPERメンバーは活気に溢れ、キメラ生命体【スクワロル】が面倒になったと感じていた。


「とりあえず、お前達はここまで他の量産型キメラ生命体アント十体共この人数で協力しながら倒しつつ、そこの飛んでるキメラ生命体とも作戦開始から戦い続けているんだ。それは本当に良い働きをしてくれた。だから休んでいろ。俺が相手をする。」

「では、お言葉に甘えます。隊長!後は宜しくお願いします。」


とずっと前線で戦っていたこの部隊ののリーダーが和也に頼む。

他の兵士達も敬礼して任せる。

その光景を見てキメラ生命体【スクワロル】が驚くがすぐに人間をバカにしているので一人で自分に挑もうとしている和也にこう言い放つ。


「おいおい、たかが一人の人間お前がこの飛行能力を初めとした生物として上の俺に挑もうってか?やたら他の部下からの信頼が厚いらしいがだからって見栄を切り過ぎだぞ~。」

「は?うぬぼれでもなんでもねぇお前程度のキメラ生命体俺一人で十分だ。まぁうち性の武器も混みでな。」

「ふっふっふっはははは~。お前面白い馬鹿だな。あぁ。勿論いいさ。武器くらい使ってもそうしないと俺がなにも楽しめないからな。」

「舐めてるなこいつ。まぁ、別に良さ。他のメンバーは負傷者の手当てや巻き込まれないように離れてろ。」

「分かりました。隊長。」

「隊長の真の実力をその化け物に見せてやってください!!」

「隊長を舐めんよ。今まで戦った俺達よりそのスーツとうちの武器を使った隊長は圧倒的につえぇぞー!」


と兵士達からの熱いエールとキメラ生命体【スクワロル】に自慢とブーイングをかます兵士などがいた。


「はぁ…お前ら良いからあっち行ってろ。」

「なんだよ。随分強さも買われてるらしいじゃないか。ただの人間達の中からはな。」

「いちいち言い方が人間を舐めてやがる態度だな。良い機会だからお前に教えてやるよ。人間の本当の力ってやつをな…。」

「面白い。見せて見ろ~!」


と意気揚々と和也に向けて突っ込んでくる。

それを体全身を使って受け止めるが押され壁に押し付けられた。


「どうだ!」

「あぁ~やっぱり久しぶりだとスーツの扱いが難しいな。しょうがない。戦いながら扱い方を体と一緒に思い出していくとするか。」

「な、なんだと!?今の攻撃を受けて無傷だと…。少しはやるようだな。人間。」

「まだ俺、何もしてないけど…まぁ、いっか。HOPPERの暴走隊長と呼ばれた俺の久々のこの戦闘スーツを着ての戦いの相手をしてくれよ!キメラ生命。」


ここからHOPPERの実働隊長の狩崎和也の本来の実力は果たしてキメラ生命体【スクワロル】に対してどのような戦いを繰り広げるのだろうか?


              


          続

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