頭がいい男

くうちゃん

第1話ー武士ーもののふ

最強の武器は泣きじゃくる事と見つけたり。

我圧倒的な攻撃こそ大人の見てて恥ずかしくなるほど脇目も振らず声を上げ、地面に背を向け着け両手両足を天高く掲げ上げ若干の痙攣を持って形をなす。

圧倒的な戦闘スタイル、その様は死にかけの昆虫を彷彿とさせる、付け入る隙が微塵もないどのにありとあらゆる角度からも攻撃を仕掛けることすらできない、究極の形。

拳豪はたどり着く、最高傑作へ。

ここに至るまでには経緯がある。

それは町中での口論からたんを発する町中で腕に覚えがある古武術の達人二人が信号挟んで立っている、方や中指を立て挑発していた、信号が青になるや否や挑発された相手は挑発してきた男に食って掛かる、男の世界、経験と力でのみで答えを出すシンプルな世界、町中でその腕比べが引き起こされた。

喧嘩を止めに入る者も現れず警察を呼ぶ程の騒動に発展するかと思われたその刹那やつが現れる。

そこに暴力は存在しない、言葉の通用しない輩には行動で示さなくてはならない、そして今に至る。

もののふの戦いに勝利したのは第三者、最強の意味を欲しいままにするモンスターが今回の勝者だったのだ。

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