【02】紅の贖罪(木村比奈子) 読みながら感想
【02】紅の贖罪(木村比奈子)
https://kakuyomu.jp/works/16817330661182904130
じっくり感想、二回目は木村比奈子さんの「紅の贖罪」。
紹介文では、
「恋愛×ホラー×ミステリーの長編です。4話あたりから面白くなります。」とありますね。ふむふむ。
アンケートのお答えの方は、
・特に意見が欲しい部分について
まだ導入部分しか書いておりません。個人的に、導入で引き込む力がなければ意味がないと考えております。まずは引き込まれる、興味が湧いてくる作品かどうかを見ていただきたいです。
そして、文章について。設定などもわかりにくければ指摘してくださって構いません。
・こう書くアドバイスについて
お願いします。
辛口はぜんぜんOKですので、びしびし指導お願いします
とのこと。
完結作前提のつもりの企画でしたが、条件書き忘れていましたね。
まあ、見て欲しい部分が「導入部分の評価」とわかりやすいので、お受けしようと思った次第です。
導入は大事ですよね。
梶野は長編を読む際、ほぼ一話目で作品を見切ります。
一話目は作品の顔です。パッケージです。
作品の全てが現れる部分ですし、現すべき部分でしょう。
「続けて読めば面白い」なんて、まったく信じておりません。
そんなことを言わずとも、「先を読みたい」と思ってもらえる一話目を書くことに全力を注ぐべきだと考えています。
こちらの作品は参加時点から毎日更新されているので、どこまで読むべきか悩みましたが(話数ごとの文字数チェックできないし)、ひとまずお勧めされている四話まで感想を書きます。その上で先を読みたいか、導入部分の工夫の余地はあるかを考えてみましょう。
なお、一読した限り、文章力はほぼ問題ない作者さんだと感じました。
ですので、文章チェックの際、細かく褒めはしません。すごくいいと思ったところは褒めますが、基本、全体的にレベルが高いと評価してると思っていただいて結構です。
逆に、指摘点は重箱の隅を突くことになりがちです。
これだけ書けているのだから、もっと上を求めるという感じです。
「私だけやたら反応薄いし、手厳しい」と思われる必要はありませんので、あしからず。
それでは、感想を書いていきましょう。
⬜️読みながら感想
二読後の感想を、読みながら書きます。
>「いい子」
>───知らない人と口を聞くな。水を汲んだらまっすぐ家に帰れ。
ウェブ小説なので細かな文章ルールは問いませんが、正統派スタイルのこの書き方で三マスダッシュ(──)は勿体ないです。標準は二マスです。
ここの母の言葉は、同文の「いまわしい歴史」に関わるべきだと思います。
「知らない人と口を聞くな」はよいとして、「水を汲んだら」は無関係です。
この後のルビーの行動を鑑みても、私なら「森には立ち入るな」にします。
>そこに彼───ジャックが立っていた。
この冒頭の場面、二人の年齢がいまいち判別しづらいのが気になります。
「水に飛び込む」、「大人に叱られるような何かを考えている」から見るに小さな子供のように見えますが、「兎罠を仕掛ける」のは幼い子供には難しそうですし、危険だという森にも平気で行き、ルビーも注意しません。というかファンタジーなので、「子供でも兎罠をしかけ森に入るかも」と考えるとより推測が難しくなります。「いい子」という冒頭の独白も、「もしかしてこの部分は別の回想か?」と邪推したくらいです。
私ならとりあえず、二人の年頃がはっきりわかる部分を書き加えます。
>「行けないわ。鶏に餌をあげないと」
母親の言いつけは「まっすぐ家に帰れ」なので、「言いつけを守るいい子」を意識させるなら、「行けないわ、まっすぐ帰らないと」であるべきかと。
>私はジャックの誘いを断りきれない。
ここは、二人の関係を描く意味でも、「断り切れない」過程に触れるべきです。
ジャックが強引だから、ルビーが断り切れないのか。
単にルビーの意思が薄弱なのか。家事から逃げたいのか。ジャックが好きだからか。
やりとりや仕草で、二人の関係性を伝えられる大事な場面だと思います。今のままだと、微妙によくわかりません。
>私はスカートが破れることも気にせずに
直接書かず、ルビーが大人でないことを伝えているのは好感。
ただ、子供でもどの年代かわからない感じですね。
>兎はすでに掛かっていて、まだ元気に抵抗を続けていた。
吊り上げ式の罠でしょうかね?
絵になるので、私なら「ぶら下がっている」部分も描写すると思います。
>人は何かを殺さずには生きていけない。
ルビーの性格が出ていてよい部分な反面、年齢がはっきりしないので、「大人びた考えを持つ子供」なのか「こう考えられる年齢」なのかがあやふやです。
>「なあ、ルビーがやるか?」
二人の性格がかいま見えるよい展開です。
ただ、「今までジャックはどうしてたの?」と普通に思います。
年齢の設定にもよりますが、私なら「初めて兎罠を仕掛けた」話にすると思います。それならジャックの矛盾(罠は仕掛けるが始末を躊躇う)も理解できますし。
>ぎゅっと目を閉じ、私は一気にナイフを引いた。
男より大胆なルビーの性格を見せつつ、血生臭い展開の暗示。
大変よいかと思います。
>「いい子」は兎狩りなんてしない。そして森に入ることも。
ここはちょっと疑問。
中世くらいの農村で、狩をして食材を獲ってくるのは立派な話で、「悪い子」な気がしません。むしろ「兎が狩れて一人前」くらいありそう。
ルビーは下処理は「悪い子」だと思っていませんが、そちらは理解できますしね。
森はよいとして、ここら辺の疑問はさりげなく言及しておいてもよかったかもしれません。ファンタジーに限らず、馴染みのない場所を舞台にする小説では、細かな慣習などは説明しておかないと、「普通はこうだけど、このキャラは違う」が伝わりにくいので。
>それは私が、生まれた時から「悪い子」だったからだと思う。
ふうむ。
今のところ、そこまで実感はありませんが、まあここは後の展開の布石なんでしょう。謎を残して一話目を終えるのは、導入として巧みでよいかと。
>1 鐘の音
>男たちが木の切り出しをしているであろう森に入り込んだ。
私なら「向かった」にしますかね。
>鳥や風の声が空気を震わし、しっとりとしたにおいに包まれている。
ここの繋ぎは微妙。
「しっとりしたにおいの空気を、風や鳥の声が震わせている」
>木漏れ日が、私の肌をくすぐって通り過ぎて行く。
ちょっと微妙ですが、主人公が歩いていく表現ですかね。
>あれから10年。私とジャックは17歳になっていた。
ここでやっと年齢が出てきました。
ただプロローグの話は、「あれから」と位置付けるようなエピソードに思えず、無理やり感があります。
読みやすさを考えても、前話のうちに年齢を出して、ここでは「17歳」とだけ書いた方がいいと思います。
>私たちは幼い頃と同じに仲が良かったし、そしてなんとなく、これからもずっと一緒にいるのだと思っていた。誰に何と言われようと、私たちは離れない。
「なんとなく」と「誰に何と言われようと」で矛盾に読めます。
「私たちは幼い頃と同じに仲が良かったし、誰に何と言われようと離れる気はなかった。」の方がよいかと。
>黒い髪と緑の瞳は勇敢な騎士のように精悍な印象を与えている。
髪と目の色から精悍な印象は受けません。
立派な体格や筋肉、目でも目つきをもってくるべきです。
>ジャックの襟を軽く引っ張った。
ここの絵がいまいち見えません。
キスの暗喩かもですが、もしそうなら特に隠す必要もないのでは。
私なら「キスをした」まで書くと思います。二人の関係を一言で伝えられますし。
>「聞いたよ。君とハワードの話」
恋愛と危機という展開は、読者の興味をそそるので導入としてベターですね。
>私が牧師の息子であるハワードと結婚すれば、貧しい暮らしからは解放される。
牧師って金持ちの印象がないんですが、どうなんでしょう。
都会の牧師ならともかく、田舎ですし。
>貧しい暮らしからは解放される。
一次産業メインの農村なら、周囲もほぼ貧しい生活でしょう。逆に生きてくだけならそこまで金は不必要な気がしますね。都会ならいざ知らず。
母親が金に執着する理由には弱いので、別の理由を考えてもいいかもしれません。
家が古く立て直しが必要とか、家畜を揃えるまとまった金がいるとか。
>「俺と逃げよう」
文化や風習が謎なので、そこまでする話なのか、ややわかりづらいです。
でもまあ、若い二人が村を出たいとかは普通の感覚でしょうし、そういうものだと共感はできます。
>「知ってる」
「じゃ、証明して」とか言ってたやろがい。
>そっと唇を重ねると
あ、こっちでキスしてますね。
なら、襟をどうこうの部分は「抱き寄せる」くらいでいいかな。
>大狼ダイアウルフが、村の誰かを襲ったのだ。
引きのある、いい締めくくりだと思います。
いよいよ物語が動く、って感じですね。
>2 約束破り
>私は村から滲み出る慄然とした空気に慄いた。
「頭痛が痛かった」みたいな表現です。
私なら「私は村から滲み出る空気に慄然とした。」
>ジャクリーンは二つ年上の酒造家の娘で
こう書くと「二つ年上の酒造家」にも読めるので、私は避けます。
>――首に噛みつかれていたんですって。
ちょっと迫力不足。
私なら「喉を食い破られた」くらいにします。
ところで、この辺りはニマスダッシュですね。プロローグのは直し忘れ?
>きな臭いにおいを感じ、私は唇をかみしめた。
すでにきな臭い(物騒な)ことは起こってるので、不適切です。
「なぜ今頃姿を現したのか。」にかけるなら、「不穏な予感」とかですかね。
>暗い穴が四つ空いている――それだけに見えた。
ここの描写は謎です。
狼に首を噛まれて、穴が四つで済みますかね?
吸血鬼ならともかく、傷が綺麗すぎる気がします。
まあ、そもそも大狼がどういう怪物なのかもまだ不明ですが。
というか大狼の仕業でない可能性もありますか。
>美しい花弁の純白のその花をそっと添えた。
ここは描写過剰です。
「純白のその花を」くらいで十分です。
>黒い毛皮は悪魔を呼ぶとも鋭い牙と鍵爪にかかれば
??? 脱字ですかね?
>鋭い牙と鍵爪にかかれば
鉤爪。
>人を嚙み砕いては去っていく。
微妙な表現。
あと、大狼は人を「食う」のかどうのか明言されていません。
それに家畜は襲わないんです? 人より手軽そうですが。
重要な情報なので、明示すべきです。
現にフランクの死体は特に食われていないようですし。
これが人の手によるものなら、推理材料として余計に必要です。
>村人は狼の陰におびえながら、毎日を闇の中で過ごしていた。
前段で「五年前まで、この村は大狼に襲われていた。」とありますが、
何年前から襲われ始めたんでしょう?
兎罠の話が十年前ですから、被ってるとすれば奇妙な話です。
あと、「闇の中を過ごしていた」は、狼が闇に紛れて襲ってくるのを考えると微妙に感じます。(絶望の表現だとわかりますが)
「夜も眠れぬ毎日を過ごしていた。」の方がらしいのでは。
>そんなある日、勇気ある牧師が、満月の晩に極上の家畜を狼に捧げる、という約束を交わした。
ここは二通りに読めてしまいます。
大狼に人間並みの知恵があり、交渉可能。
牧師に魔物と意思疎通する能力があるだけ。
まあ、後に説明が出て来るかもですが、気になったので。
満月の晩って、月一回ってことですか。
相手は怪物なのでアレですが、ちょっと少ない気がしますねw
>それなのに――それなのに、狼は突然村人を襲った。
この過去を知ると、フランクが死んで人が集まった時、牧師を問い詰めようという話が出なかったのが不思議ですね。話が違うだろと。葬式も大事ですが、まずそこに行く気がしますが。
>私は深い青のビロードのマントをきつく体に巻き付けた。
大狼の説明から場面転換するので、この文の前に一行開けてもいいですね。
>そしてある日――父は街へ行ったきり、帰ってこなかった。
これ、どれくらい前の話でしょう。
それによって、主人公の心情への共感が違ってきます。
>短い階段の周りには花が植えられ
玄関前の階段だろうと想像はできますが、明記した方が確実かと。
>母と姉が、丁寧に家を守り続けているおかげでまだ住み続けることができる。
他人事みたいな口ぶりが気になります。
>母はちらりと姉の方に目をやり、小さく言った。
母親の台詞が離れているので違和感があります。
この文章の前に台詞を入れるべきです。
>人の死を、勿体無いで片付けられる母。
母親の金への執着は謎ですが、とりあえずこの性格なら納得はします。ルビーが家を出たいという気持ちもわかりますね。
>ああ、ジャックと逃げてしまいたい。
逃げればいいんでは。
計画立ててたのは、どっかいったんで?
村に事件が起こるとか、むしろ絶好のタイミングでしょう。
>3 酒場の会合
>ぞろぞろと列を作って墓地へ向かい、フランクが暗い穴に消えていった。
この一文は非凡ですね。
ここの葬式の描写は、完成されていて絶賛します。
>男たちの跡にひっそりとついて行った。
「後」。
>黒ずんで傾いた、酒場の戸口の前に立つ。
戸口が傾くイメージが湧きません。扉ではなく?
>煙と葡萄の匂いが漂い鼻腔を覆う。
「鼻腔を覆う」は意味不明です。
私なら「鼻腔に触れる」とかですかね。
>ささくれた木のカウンター
いや、カウンターがささくれるのは有り得ないでしょう。
商売舐めてるレベルです。まして林業やってる村なのに。
酒飲みとして断固、訂正を求めますw
>エミリアは勝手にカップに紅茶を注ぎ、私の前に置いた。
中世?の酒場で紅茶が出てくるのはちょっと違和感。
酒よりお茶のが高そうなイメージですが。
>「それにしても男ときたら。フランクを弔うためとか言って、お酒ばっかり飲んでるんだから」
あんたも酒飲みに来たんやろがい。
>「なんで倅せがれが殺された! クソ狼がよお!」
先にも書きましたが、遺族の嘆きの行先は牧師になるはずです。
というか、葬儀の際に牧師もいたんですよね?
そこで牧師に事情を聴くとかの展開の方が自然でスムーズだった気はします。
たとえ牧師が事情をわからないにせよ、村人の不安は当然牧師に向かうわけですから。
というか五年前の話ですから、牧師は狼を説得した本人なんですよね?
>ローズが明るく言った。
一人称語りの文章で、ルビーが姉を名前で呼ぶのはおかしいです。
普段から姉をローズと呼んでいるなら別ですが。
>姉はいつだって優しい。
ここら辺の姉の設定は、救いがあってよいと思います。
>ずげずげとものを言われることも多い。
「ずけずけ」かと。
>その不幸な死がこれからも続くことになるとは、まだ誰も想像していなかった。私も、その一人だった。
これは流石に無理があるでしょう。
大狼の襲撃が初めてならわかりますが、五年前の再来です。
その関係者なら、襲撃が続くのではないかと疑う方が普通です。
ルビーが想像しないにせよ、多数は最悪を想定すると思います。
>4 慟哭
>ようやく眠りについた時は真夜中を過ぎていただろう。
なんか微妙に感じます。
「真夜中を過ぎていた」でいいのでは。
>小さな窓から差し込む光は淡い藍色で
空の色ならわかりますが、差し込む光が藍色は比喩でもないです。
私なら「小さな窓から見える空の色は淡い藍色で」にします。
>私は驚いて目を見開いた。
驚くか目を見開くか、どちらかで十分です。
>不安になってベッドから降りた。母を起こさないように足音を忍ばせ、きしむはしごを降りた。
「降りた」が被っています。
「不安になってベッドを出た」の方がよいかと。
>煌々と眩しい月明かりが
うん? 夜明け前ですよね。矛盾してません?
>煙突に抜ける北風ががらんどうに響いている。
がらんどうの使い方が変です。
そもそも煙突に外からの風は入りません。
>姉の細い身体の下には奇妙な色の水たまりが広がっている。それが血だと気づくまで、しばらくもかからなかった。
この描写はイマイチです。
>姉の腕に爪を食い込ませ、肩に噛み付いている黒い影。大狼だ。
この描写からは、狼のサイズ感がまったく伝わりません。
巨大という説明がありましたが、ファンタジーなので常識の範囲で想像できないんです。大きな犬並みなのか、牛くらいか、大怪獣なのか。
>黒い体毛は太く、脂っ気もなくぱさついている。
この状況で、そんな描写をする必要はないと思いますw
>狼の頭に命中し、ギャンっと低い悲鳴が響いた。
ここが一番驚きました。
よっわ!
「巨大な体躯は岩のように頑健で、鉄をもはねかえす強靭な肉体を持っているという。」って説明されてたはずですが、素焼きの人形が当たったくらいでこの反応はないと思います。
せめてこう……投げたのが農具のフォークとかで、目に刺さったとかで、それで「ギャン」なら、多少はわかるんですが。
>鮮血の滴る腕を咥え、狼はあっという間に姿を消した。
この展開も、弱さを強調しているようで嫌です。
女一人相手に尻尾巻いて逃げるとか。
腕一本て、食べるにせよ物足りなくないですか?
展開が無理やりで、作者のご都合を感じます。
>ぎざぎざと波うつ断面
ぎざぎざ「に」
>「だって、悲鳴を、あげたら。あなたが、来てしまう、でしょ」
この台詞自体は素晴らしいのに、
「ルビーが来た結果、狼は退散した」という事態のせいで喜劇です。
>それが、彼女の最後の言葉だった。
この段落の悲しみの描写は、とてもいいと思います。
ところで、姉の死因は片腕切断による出血死、でいいんでしょうか?
他の怪我の描写がないので、もしそうだと考えると、かなり怪我の判定にシビアな設定ですね。いや悪いわけではないんですが、この後も狼の襲撃があるものとして、リアリティのある負傷判定にすると、ピンチの演出が難しくなるかもな、と思いました。まあホラーと考えれば、それくらいの方がいいかもしれませんが。
>夜が終わっていた。白い太陽が、私たちを場違いなほど浮かび上がらせている。
この締めくくりはイマイチ。
書きたい情景は伝わりますが、文章が追いついていないイメージ。
私が書くならそうですねー。
「夜が終わった。太陽が昇ったのに、私たちは夜に取り残されたようだった。」
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